「気持ちのいい汗がかけるようになりました」
「気持ちのいい汗がかけるようになったら、炎症も出なくなりました」
アトピーが快方に向かうとき、みなさんが必ず、口にする言葉です。
この言葉はアトピー患者が100人いるとしたら、100人全員が口にされます。
ここにアトピー改善への鍵が秘られています。
普通は、汗というとアトピー患者にとっては一種の敵です。
汗をかくと、症状が悪化すると思い、できる限り汗と無縁の生活を送ろうとしている方は多いはずです。
しかし、それは間違いです。
汗、それも、〝いい汗〝をかかなければ、アトピーは改善されません。
なぜ、汗が、そんなに重要なのでしょうか。
ご存知のように、汗は皮膚にある汗腺から出てくるわけですが、最近の研究で皮膚を保護(カバー)する有効な物質がこの汗腺から出てくることがわかってきました。
〝免疫グロブリンA(IgA)〝という物質です。
少し専門的な話になりますが、簡単にいうと、細菌の感染から防御する働きをもつ免疫物質で、人間が分泌する汗の中に混ざり混んでいます。
大学の病院の皮膚科専門チームの発表によると、アトピー患者の分泌型IgAの皮膚表面における分泌量は、正常者の四分の一以下。
しかも、重症な患者ほど、IgAの分泌量は少なくなる傾向にあります。
IgAが少ないと外来菌がすみつきやすくなり、皮膚の保護バリアが壊れたところに、ダニや花粉、ほこりといったアレルゲンが入ってきて炎症をおこしやすくなるのです。
その「いい汗」の正体は、表皮からも炎症を抑える働きがあるIgAを含んだ汗のことなのです。
しかし、抵抗力がなく、皮膚が薄いと、この大事なIgAを含んだ汗は出ません。
なぜなら血流量が乏しいために、汗を出す汗腺に十分な血液がいき渡らないからです。
では、皮膚が薄いとどんな汗がでるのでしょうか。
それは、脂肪分の乏しい汗です。
水分だけの汗です。
それでいて、べたつき、すぐに乾燥してしまいます。
緊張するとよく冷や汗をかきますが、あの汗と似ています。
かいて気持ちのよくない、いや、かいたあとにむしろかゆくなるのが、この「悪い汗」なのです。
多くのアトピー患者が恐れている汗がこの「悪い汗」です。
また、「いい汗」には、IgAだけでなく脂質がたっぷり含まれている点も見逃せません。
汗の脂は、皮膚の表面をおおっている皮脂膜の形成には欠かせません。
この皮脂膜がなくなると、同じように皮膚の保護バリアは破壊され、肌がどんどん乾燥していきます。
そのため、痒みが発生してしまいます。
肌のうるおいを保つためにも、良い汗をかき、皮脂膜をなくさないようにしなければなりません。
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