☆18歳・花月、“有限実行”の初戴冠!先輩・悲恋からジュニア二冠奪う…センダイガールズの話題 | ワールドスポーツビジョン 公式ブログ

☆18歳・花月、“有限実行”の初戴冠!先輩・悲恋からジュニア二冠奪う…センダイガールズの話題

まさに“有言実行”!センダイガールズプロレスリングの18歳、花月選手が6日、東京・台東区の東京キネマ倶楽部で行われたJWP女子プロレスの大会で、同じ仙女の先輩・悲恋選手の持つJWP認定ジュニア&POP王座(ジュニア二冠)に挑戦。両者が意地をぶつけ合う激闘の末、花月選手が自身初のタイトルを手にしました。フィニッシュは脇固め。1月22日の仙女ZeppSendai大会で先輩選手3人から白星を奪った、身に付けたばかりのスゴ技で、師匠の里村明衣子選手越えを改めて誓いました。

とにかく、がむしゃらに闘った。「ここで負けたら、後は無いと思ってたんで」。1月の大会で仙台幸子、DASH・チサコ、水波綾の先輩3選手に連勝し、年始恒例のワンデイトーナメントを制覇。ジュニア二冠王座への挑戦権獲得は、仙女一期生もう一人の壁である悲恋選手への宣戦布告でした。「そうやって先輩面してられるのも今のうちだ!」。入団3年目。昨年は仙女所属選手で最も多く他団体に参戦し存在感を表した彼女が、先輩越えを急いだのには理由がありました。里村選手が昨年口にした言葉。「これ以上若手の台頭が無ければ、団体を畳むことも考えている」。当然、団体作りに東奔西走した里村選手が、自ら進んで団体解散を望むつもりはありません。しかし、自分以上に存在感を出せない後輩たちが不甲斐なかった。その声に応えるべく立ち上がったのが、里村選手を追って仙女の門を叩いた花月選手でした。「女子プロレス界の頂点にいる里村さんを倒し、自分がナンバーワンになる」。道場に遅くまでこもり、人一倍練習してモノにした脇固め。1月のトーナメントで努力が実り、驚異の先輩3人越えを果たしたのです。

仙女はこの2、3月に主催大会を行う予定が無かったことから、ジュニア二冠を管理するJWPと仙女の二者で協議した結果、JWPの主催大会でこの選手権試合が行われることに。会場の東京キネマ倶楽部は、東京の「北の玄関口」上野の一駅隣、鶯谷にある“JWPの聖地”。ここで仙女勢同士のタイトルマッチが行われるなら、両者ともに最高の試合をして、仙女の存在感を見せ付けたい。そんな思いがぶつかり合い、東京のファンを熱くさせました。挑戦者の花月選手がドロップキックを連打し、早速脇固めを仕掛け勝負に出る。「最初のうちから狙っていくつもりだったけど、悲恋さんも研究してたのか切り返されましたね」。悲恋選手も負けじと、長い足を花月選手の顔面に当てにいく。花月選手はスワンダイブ式ミサイルキックで活路を見出すと、得意のエアープレンスピンからのバックフリップでフォールを奪いにいく。しかし悲恋選手も、必殺のアンクルホールドで意地を見せる。しかし根気を振り絞った花月選手がロープエスケープ。悲恋選手のネックブリーカードロップを受けた花月選手でしたが、丸め込みにかかった悲恋選手を、切り返して再度脇固め。王者からギブアップを奪い、10分54秒の死闘にケリを付けました。

負けたくないワケがある!師匠・里村のまさかの敗戦…
“革命児”華名への“敵討ち”連休に地元大阪で試練の2連戦へ


1月に先輩3人に勝った必殺技で、4人目の先輩も撃破。層の厚いJWPの選手たちを応援するファンも、この日は仙女から誕生した18歳の新王者に大歓声です。「今日からジュニアのチャンピオンは、仙女の花月です!誰の挑戦でも受けてやる」。自信の裏には、様々な思いが去来していました。2月13日、大阪市アゼリア大正で行われたトリプルテイルズ自主興行。里村選手が“女子プロレス界の革命児”華名選手(トリプルテイルズ)とのシングルマッチで対戦し、激戦の末敗れたのです。しかし奇しくも1週間後、師匠の“敵討ち”のチャンスが到来。20日のWAVE「ヤング・オー!オー!」(東京キネマ倶楽部)で花月選手は、華名選手とのシングルマッチに臨みました。華名選手の当たりの激しい攻撃を受け止め、ブレーンバスターなどで好機を見出すものの、最後はチキンウイングフェースロックでギブアップ。1週間前に里村選手が屈した技でした。「もう1回!」。師匠である里村選手に勝った華名選手にアピールし、勝つことで目標である「ナンバーワン」へと近付きたい。“誓いの地”東京・鶯谷でさらに2週間後、まずは「ジュニア最強の証」を手にしました。

「個人的にすごい悔しい気持ちがある。防衛戦も大事にしたいけど、個人的には華名選手ともう一度やりたい」。この日、JWPに参戦中の矢神葵選手(闘襲門ジャパン)が防衛戦の相手に名乗り出て、4月3日のJWP後楽園ホール大会で最初の防衛戦が決定。しかし花月選手にとっては防衛戦もひとつの通過点です。20日のWAVEで華名選手とのシングル、そして翌21日にはOSAKA女子でポリスウ~メン、弁天娘。の両選手とタッグを組んで、華名選手と姉妹レスラーの紫雷美央、イオ両選手によるトリプルテイルズとタッグマッチ。両日とも花月、華名の両選手の地元である大阪のミナミ・ムーブオンアリーナでの開催です。願ってもみない2連戦と、王者として迎える初めての防衛戦。全ては「師匠を越えて業界ナンバーワンになるために」。階段を一つずつ上がり、18歳が女子プロレス界の頂点へと突き進みます。

☆注目集める女子プロレス界、仙女勢の活躍にも注目を!里村は新団体ディアナの旗揚げ戦に登場
現在今後の試合予定が4月29日に行われる荒吐ロックフェスティバルでのイベント試合のみとなっているセンダイガールズですが、各選手は全国各地で精力的に試合を重ねています。テレビの人気バラエティ番組や情報番組などで特集が組まれるなど、今年に入り注目を集めている女子プロレス界。杜の都で鍛錬を重ねる仙女の選手にもぜひご注目ください。

里村明衣子選手は3月21日に東京のディファ有明で行われる新団体・ディアナの旗揚げ戦に登場。セミファイナルでこの日デビューするSareee(サリー)選手のデビュー戦の相手を務めます。ディアナは、全日本女子やNEOで活躍してきた井上京子選手が代表を務める新団体。この旗揚げを皮切りに、同選手の地元である山形県内や福島県いわき市など東北や全国各地で精力的に興行を行う予定です。悲恋選手は13日のOZアカデミー東京・後楽園ホール大会で、姉妹の紫雷美央、イオ両選手とタッグを組んで、豊田真奈美(フリー)、カルロス天野、小松奈央(ともにOZアカデミー)組と対戦。また25日には東京・江戸川区の東部フレンドホールで行われるレイナフィエスタ興行で堀田祐美子選手(フリー)とのタッグで、アイガー(LLPW)、藪下めぐみ(フリー)組とタッグマッチを行います。

☆WSVはセンダイガールズプロレスリングを応援しています!
http://www.tps-wsv.com/