えんどから見たTPP -4ページ目

えんどから見たTPP

TPPについて勉強していることを書いています。基本的には反対派です。

自分がTPPについて知ったのはつい最近のこと。

TPPは日本語で環太平洋戦略的経済連携協定というらしい。シンガポール、ブルネイ、チリ、ニュージーランド、アメリカ、オーストラリア、ベトナム、ペルーが参加しているところへ、日本も入るかどうか議論しているらしい。


この協定を結ぶと
基本的に関税が0になる。それにより貿易立国の日本は輸出が有利になるらしい。

でも、関税が0になると、逆に農業がやばいらしい。なんのこっちゃ?

で、新聞とか見ると農業を犠牲にしてでも参加すべき、もしくはもっと強い農業が必要だという論調が多い。これも今一つピンと来ない。


調べてみると、農業はいろいろな面で保護されているようだ。例えば、米について見ると外国からの関税778%もある。

要するに外国から輸入される米は約8倍の値段になるということ(おおまかに考えて)。味の差もあるかもしれないけれど、外国の米は価格についての優位性も失われ、売れないということになる。

すなわち、日本の農業は関税によって守られている。


ここでTPPに参加すると原則関税が0になるわけだから、海外から安い米が入ってくる→自然と日本の米が売れなくなる→日本の農業がやばいということだ。

そりゃまずい。日本の米は絶対に守らないといけないという気がする。何と言っても日本の食の基本、中心である。文化である。そして、一旦、農業が衰退したら元に戻すのは大変かと。

一方で、このまま行くとTPPが無くても農業は衰退するという意見もある。農業従事者の高齢化が進み、どちらにしろ終わってしまうというもの。でも、これには納得できない。高齢化が進んでいてどうにもならないなら国営化してでも守るべきものだろうと個人的には思う。

そして、農業従事者がいないのであれば、国営化して特別公務員制度とか作って農業従事者を募ればいいかと。

農業が本当に衰退して駄目というならば、これぐらいしてもいいかと思う。

逆にTPP推進して日本の農業が駄目になるということであればTPPは参加すべきでないと感じる。


現在、世界人口は増え続けていて食糧難になる可能性も否定できない。

その時に海外から食料が入ってこなくなることも想定する必要がある。そういう意味でも、何としてでも日本の農業は守ってもらいたいと思う。

参考)
環太平洋戦略的経済連携協定wiki