こんにちは、この記事は北海道限界旅行記の後編となります。前編はこちら。ぜひ前半をご覧になってからこの記事をお読みください。

 

ということで早速本編!!

 

 

 

 

 

3日目:足が痛くなってきたぞ

 例のごとく札幌の快活clubで夜を明かしまして、昨日も偶然乗車したもうすぐ引退する車両(2023年に引退済)(前編参照)に乗って網走へ行く予定だったのですが、、、
 
 やってきたのはいかにも引退からほど遠そうなこの車両。おかしいなと思ってYahoo!時刻表をよくよく見てみると…この日は「ラベンダー編成で運行」の文字が。完全に私の確認不足なのですが困ったことになりました。とりあえずこの列車に乗り込んで脳内CPUを必死に働かせて考えた結果、他の日程の旅程とこの日の旅程を入れ替えることにしました。というわけで旭川で一旦下車。旭川の売店にちょっとした用事があったのでちょうどよかった。フリーきっぷだとこういったところで融通が利くので非常に嬉しいですね。
 
 ちなみにラベンダー編成(、はまなす編成)は他の特急と異なりラウンジやフリースペースがあり、さらに快適な旅行ができると思います。詳しくはこちら
・特急オホーツク1号・網走行 札幌(6:56)→ 旭川(8:32)
・特急ライラック14号・札幌行 旭川(9:00)→ 札幌(10:25)
 さて札幌に戻りましてこれから向かいますのは室蘭方面。
・特急北斗12号・函館行 札幌(12:09)→ 東室蘭(13:38)
そして到着したのが、、、
小幌駅!…と言いましても、ほとんどの方にとっては「どこ?どんな場所?」となると思います。まずはこの駅の写真を見ていただきましょう。
 
 見ての通り山に囲まれています。そして近くの国道からこの駅にアクセスする道はなくなってしまい、現在この駅から通っている道は一つしありません。その道を辿っても海岸にしか行くことができないため、この駅に来るには鉄道を使うしかないのです。このようなアクセスの悪さ、そして立地の悪さ、周囲の人口(現在0人)などにより秘境駅ランキング堂々の1位となっています。ただ、ランキング1位に群がるという人の習性上、1年を通して数多くの訪問客がいるそう。(私が訪れた時は除雪作業の方々しかいませんでした。)また、道の先にある海岸が釣りに適しているらしく、釣りの季節には釣り人がちょくちょく訪れるそうです。
・JR室蘭本線・長万部行 東室蘭(13:56)→ 小幌(15:05)
・JR室蘭本線・東室蘭行 小幌(15:50)→ 東室蘭(16:58)
 ひとつ気を付けなければならないのは、この駅に行くための列車とこの駅を出るための列車の時間です。小幌駅には上下合わせて1日6本しか列車が止まらず、小幌駅を訪れる時間によっては最悪6時間まわりに何もない駅で過ごさなければならないという事態が起きてしまいます。私は上記の通り45分滞在して折り返していくという旅程でした。まだ明るい時間ですし、上記列車が一番滞在時間を短く済ませることができますのでこの旅程がおすすめです。
 そして小幌を出発し、東室蘭から向かったのは、、、
 
 函館!!
・特急北斗18号・函館行 東室蘭(17:01)→ 函館(19:24)
 
 函館の路面電車、ロープウェイに乗りまして着きましたのは
 
 標高334mの函館山!空気も澄んでいて夜景が非常にきれいだったのですが、写真だとその魅力があまり伝わりませんね…。ぜひ皆さんも実際に函館山から夜景ご覧ください。
 ここで最近聞いて驚いた話をひとつ。光でわかりやすいと思うんですけど、上の画像の真ん中あたりに陸地がくぼんでる部分あるじゃないですか。そこを下の赤丸部分と勘違いしている方が結構いるらしいんですね。
 
 北海道のこのくびれは印象深いと思うので気持ちはわからなくもないのですが、、、山からこのくびれが見えるほど北海道は小さくない。
実際は下の赤丸部分、ちょろっと飛び出ているところです。その幅1kmくらい。
拡大してみるとこんな感じ
 
 お時間がある方はお手軽函館縦断をしてみてはいかがでしょうか。
 

ほんとに痛い

 函館山から降りた後夜ご飯を探して彷徨っているんですが、足に違和感が。「かかとが死ぬほど痛い」。後日剣道をやっていた友人にたまたまこの話をしたところ、剣道初心者あるあるとのこと。どうやら全く慣れていない凍った道や雪道を変な踏み込み方で歩き続けてしまったのが原因の模様。踏み込むたびにいっったいし、家帰ってもかかとにシャリシャリした感覚がありました。かかとの骨がずれてたのかな?知らんけど。ちなみに数週間で治った。
 北海道の快活clubとかって大抵駅から遠く、結構歩くことになるのでこれから地獄を見続けることになります、、、。

 夜ご飯を求めて彷徨っている現在の時刻21時半。路面電車の終電はもう終わってる(となぜか当時思ってたけど調べたら普通にまだあった)し、この時間どこも空いてない…。空腹とかかとの痛みという地獄の中で一筋の光が。
 
 いや、名前と外観からしてちょっと胡散臭くない?と思いながらも他に行く当てもないので入店。でかでかと強調されているハンバーガーからもわかる通り、ハンバーガーショップらしい。
 
 チャイニーズチキンバーガーのトッピングありとやらを食べてみることに。
「なにこれ美味すぎる」
胡散臭いとか思って本当にすみません
某Mとかと比べ物にならないくらい美味しい。ラッキーピエロについて調べてみたところ、どうやら函館の有名なご当地ハンバーガー屋さんらしいです。
 関東にもないかと調べたけど函館にしかなくて絶望した記憶あり。北海道へ行ったら絶対にまた行きます。皆さんも絶対食べてみてください。
 

そしてこの日は函館のお隣、五稜郭駅近くにあるスーパー銭湯に泊まりましたとさ。

 

 ネカフェのシャワーだけじゃあ疲れは取れない。そこでスーパー銭湯です。私は限界旅行中でもスーパー銭湯を探して入るんですが、ゆっくりお湯につかる時間は必要。まじで
 一部のスーパー銭湯の中には休憩スペースで夜を明かせるところもあります。疲れが取れるし安いし一石二鳥。

 

4日目:もう帰りたいなあ

 はい、見出しの通りです。ほぼ終電で宿泊地の最寄りについて始発で出発する日々が続いています。いつもなら平気なのですが、足の痛みと寒さ、雪道の歩きづらさなどが相まって普通に心が折れかけています。とはいえ行きたいところもまだあるし、帰りの飛行機は予約してあるし。

 こんなことを言っていますが、4日目は特にここで書くようなことをしていないので割愛。というか省略。一応旅程だけ記してきます。

・特急北斗1号・札幌行 五稜郭(6:07)→ 苫小牧(9:02)

・特急北斗10号・函館行 苫小牧(11:44)→ 長万部(13:17)

・JR函館本線・倶知安行 長万部(13:29)→ 倶知安(15:02)

・JR函館本線・小樽行 倶知安(15:17)→ 小樽(16:27)

 小樽でのんびりぶらぶらしてから札幌へ向かったのですが、また後日小樽へ行くので小樽については後述します。

 

北海道の地名に多い難読漢字

 突然ですが、この電光掲示板の上の行先読めますか?俱知安ってやつ。

 答えは「くっちゃん」なんですけど、北海道にはこんな感じで初見では読めないだろって地名が結構あります。例えば先述した「音威子府(おといねっぷ)」とか、有名どころでは「長万部(おしゃまんべ)」とかですね。これはアイヌ語に由来していて、その土地の特徴をアイヌ語で表現し、それを漢字で当て字したものが多いそうです。
・「倶知安(くっちゃん)」は”尻別川支流、倶登山(くとさん)川の旧名”である「クッチャ二」から由来。
・「音威子府(おといねっぷ)」は”川口のにごっている川”という意味の「オトイネプ」から由来。
・「長万部(おしゃまんべ)」は”川尻が横になっているところ”という意味の「シャマンべ」に由来。
※諸説あるそうです。

 4日目に書くことがなかったのでこんな小話を挟んでみました。北海道で読めない地名があったらどんなアイヌ語だったのかなって想像してみるのも楽しいかもしれません。

 

5日目:人生で一度は訪れてみたかった場所へ

 5日目は札幌から5時間以上特急に揺られて、、、

 

 網走にやってきました。ちなみにまた鉄路換算なのですが、札幌~網走間の距離は東京~名古屋間の距離よりも長いです。北海道すげ~(n回目)

・特急オホーツク1号・網走行 札幌(6:56)→ 網走(12:17)

 網走駅からバスで10分弱、片道240円。やってきたのは人生で一度は訪れてみたかった場所、網走監獄

 

 ここが人生で一度は訪れてみたかった場所?って思う方が多いと思うんですが、監獄の中って気になりませんか?他にも色々と訪れてみたい場所はあるんですけどここがその一つでした。

 

 長くなっちゃうのでとりあえず小並感を並べていくと、寒そう床堅くて痛そう狭そう大変そうって感じでした。詳しくは実際に目で見てほしいのですが、網走監獄の施設はもちろん、受刑者がどのような生活をしていたのか、どのような扱いを受けていたかなどを知ることができました。 

 

 網走監獄を後にして網走駅からは釧網(せんもう)本線で釧路方面へ。冬の釧網本線の名物といえばオホーツク海で見ることができる流氷。冬、釧網本線に乗るのであればぜひオホーツク海に注目してください。止別駅~知床斜里駅間でよく見えます。
(↓こんな感じ。音大きいかも)

 

 

 私は時間がなかったので乗れませんでしたが、流氷の氷を砕きながら進む砕氷船というものもありますので体験してみてはいかがでしょうか。

 

 これは止別(やむべつ)駅にある飲食店「えきばしゃ」。雰囲気がよすぎる。これは共有したかった。時間がなくて立ち寄れなかったので今度絶対に訪れようと思います。人生で一度は行ってみたい場所が増えました。やったね。

・JR釧網本線・釧路行 網走(16:17)→ 東釧路(19:51)

 

旅行経験最悪の時間

 
 私、1番の趣味が旅行で大学生の中では旅行している方だと思うのですが、その経験の中で最悪だった時は?って聞かれたら確実にこのことを話します。
 網走から列車に閉じ込められること3時間半、たどり着いたのは東釧路駅。ここから快活clubへの道がまあ地獄も地獄。
 まず当たり前ですが道路が凍っているためいつもの5分の1程度の速さでしか歩けないうえに、常に足元に気を付けなければいけないので非常に疲れます。そして先ほどお話しした足(かかと)の痛みが最高潮です。人生で感じた痛みランキング堂々2位(1位はスライサーに親指の先っぽ持ってかれた時)。そんでもって空腹がやばい。ドンキに用があり少し遠回りした道には飲食店が見当たらず休憩もできない。数十メートル歩いては足が痛くて止まってを繰り返していたところ「横浜家系」の文字が目に入ってきました。いつでも食べれるものだけど迷わず入店。
 
 この時に食べたラーメンがいっちばん美味かった。心も身体も温まりました。幸いなことにこのお店から快活はそう遠くなかったので、何とか無事に到着することができました。
 

6日目:もう終盤!!

 旅行で早く帰りたいって思ったのこの北海道限界一人旅だけです。早く家のベッドで熟睡したい。と思いながら朝5時には快活clubを出発。夜の間に積もった雪のおかげで道は滑らないし、休んだら足の痛みがマシになったので駅までは案外楽々でした。

 そして東釧路駅から快速で2時間ほど、目指したのは日本最東端の東根室

 

の1つ先にある終点、根室駅。

・JR快速はなさき・根室行 東釧路(5:40)→ 根室(8:00)

 
 
30分弱適当にぶらぶらしてすぐ折り返していきました。根室では特になにもやってないです。ただ訪れたかっただけ。

右側の赤丸が根室

 

赤:根室駅  青:東根室駅(日本最東端の駅)

 

 さて、釧路と根室を結んでいる花咲線ではいくつかの見どころスポットがあります。

 

 この存在を完全に忘れており(行きは熟睡しており)、以下のような魅力が分かりにくい写真しか取れませんでした。とても壮大できれいだったのでぜひご自身の目で景色を楽しんでみてください。YouTubeに動画があったのでそれも載せておきます。

 

 

 

根室を出てまた2時間ほど、釧路に到着です。

・JR根室本線・釧路行 根室(8:24)→ 釧路(10:53)

 

ホームに戻ったらなんかいた。

 

 今使っているフリー切符ではSLには乗れないため全く調べていなかったのですが、これはラッキー。車内はレトロな雰囲気になっていて、カフェもあるそう。わたし、きになります。今度乗ってみよう。

 

駅弁「釧路の三色丼」

 

 駅弁ウマー
 節約旅行なのでこの北海道旅行ではこれが最初で最後の駅弁だったりする。駅弁高いんです…。

 さて釧路から特急で向かったのは新得駅。

・特急おおぞら6号 釧路(11:23)→ 新得(13:32)

 ここから鉄道の不通区間となっているため代行バスで移動。日本三大車窓の1つ、狩勝峠越えを見に行きます。

JR根室本線代行バス・東鹿越行 新得(13:57)→ 東鹿越(15:04)


 (代行バスのルートは詳細に言えば日本三大車窓そのものではありません。元の場所は廃線になり、別の新線ルートに置き換えられてしまったのですが、その新線ルートが災害で不通となってしまい、その代行バスのルートが当時の日本三大車窓の場所と非常に近い場所を走っているのです。)
↓ たぶんここ。綺麗なんだけどやっぱり画像だとなんかあんまりだなあ…。

 

 実物はとてもきれいなのでぜひご自身の目でお確かめください(n回目)。
 代行バスの終点からはまた列車に乗っていきます。

・JR根室本線・滝川行 東鹿越(15:12)→ 滝川(16:57)

 

  これは北海道あるあるなんですけど、よく線路上に鹿が居座って列車が急停車します。鹿と列車の追いかけっこが開催されることも。

線路の鉄分を舐めにやってくるそうです。

 鹿と衝突してしまってしばらく運転見合わせということもよくあるので、旅程を立てる際は少し余裕を持たせた方がいいかもしれません。ちなみに私はそんなこと気にもせず旅程を立てていました。幸いなことに鹿と衝突することはなかったですが、今思うと中々危ない橋を渡っていました。下手するとホテルもない場所で夜を過ごすとかいう笑えないことも起きていたかもしれません。

 

 

 そして突然の小樽運河。

・特急ライラック34号・札幌行 滝川(17:02)→ 札幌(17:55)

・快速エアポート175号・小樽行 札幌(18:10)→ 小樽(18:47)

 夜の小樽運河はとても綺麗と聞いていたので結構ハードルが高かった状態で訪れたのですが、小樽運河くんはそのハードルをいとも簡単に飛び越えてきました。

 また、この小樽運河沿いや近くの道に小さな雪のオブジェが飾られており、小樽プチ観光をさらに楽しませてくれました。

 

 小樽ではエビ味噌ラーメンをいただきました。エビと味噌の旨味がよくマッチして非常に美味しかったです。寒くて冷えた身体の芯に染みました。

 

 この後はまたまた札幌の快活clubで夜を明かしました。

 

7日目:おまけの日

 この日はほとんどを札幌で過ごしていました。というのも前編のお得な切符の所でも話した通り、通年販売のフリー切符は7日間、今回使用した期間限定のフリー切符は6日間となっています。飛行機を予約した時点では7日間の予定だったので1日暇ってわけです。
 なのでこの日のほとんどはゲーセンでチュウニズムをしていました。プロセカコラボをしていたのでそのグッズ目当てです。確か20クレやりました。普通にクソ疲れた。
 あとは札幌時計台に行ったり、劇場版中二病でも恋がしたい!のプチ聖地巡礼をしたり。ここでした聖地巡礼については、また別の聖地巡礼メインの記事で紹介します。

 札幌時計台は残念観光地としての呼び声が高いですが、私は別にそうは思いませんでした。これは私自身、時計台が残念観光地と呼ばれているのを知っていたのでハードルが低かったからかもしれません。まあ正直、観光地って情報だけ聞いて時計台
見学したら確かにそう言われてもしょうがないかも…とは思いました。
 
 札幌でブラブラしたら新千歳空港温泉へ。名前からわかる通り新千歳空港にある温泉で、快適に夜を明かすことができる温泉です。私は朝イチの便を予約したのでこの施設は本当にありがたかったです。温泉自体は結構広く、なんと露天風呂からは少しだけ飛行機も見えました。朝ごはん(パン)も無料で提供され、温泉や休憩室、サービスなど満足度が非常に高かったです。
 
それで、無事に東京に帰ったってワケ!!!過去一疲れた!!
けど、最高に楽しかった!!!!!
 

総まとめ

 前編にて今回の北海道旅行では乗り放題きっぷを使用したと書きました。その恩恵をまず最初に記そうと思います。乗り放題きっぷは12,000円だったのですが、乗り放題きっぷを利用していなかった場合、乗車券+特急料金で94,860円かかっていたそうです。改めてJR北海道様本当にありがとうございます、、、。

 

感想

 途中限界を通り越して早く帰りたいとか言っておりましたが、何だかんだまた冬の北海道に行きたいくらい楽しかったし面白かったです。ただ、ネカフェとスーパー銭湯のみを宿泊場所にすると流石に心に来るので、ホテルでゆっくり休息を取るのが最も大事だと学びました。十二分な準備させしておけば雪だらけで広大な北海道の地をより楽しむことができると思います。

 本文が長くなってしまったので感想はこれくらいにしておきますが、最後に、、、是非皆さんも北海道へ行ってみてください!この私の旅行記では北海道の魅力を1%も紹介することができていません。どうか皆さんご自身で北海道の魅力に触れてみてください。

 

 最後の最後に北海道での移動ログをべた張りして終わりにしたいと思います。こんな長々と読んでくださった方、誠にありがとうございます。また旅行記を書いていきますので、ぜひ読んであげてください。

 では、またどこかで。

 

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