はじめに
はじめまして、たぴです。Amebaブログの方ではわたくし”たぴ”の旅行の様子を「たぴのたび」と題しまして垂れ流していきますので、もしよろしければ読んでいってあげてください。
今回は2023年の2月に行った北海道限界旅行の様子を旅行記として書き連ねていこうかなと思います。真冬の北海道なんてどんなに過酷か皆さんご存じですよね。もちろん私も知っていましたが、北海道で開催されたイベントとの兼ね合いでこの時期に北海道を回るという大愚行をしてしまいました。この旅行記中、何回か心が折れかけている様子が書かれると思いますが、「こいつバカだな~」と心の中で思いながら読んでいただけますと幸いです。
ちなみに真冬でもまた北海道に行きたいくらい楽しかったです。なんせ埼玉民からするとすべてが非現実。北海道、めっちゃいいところ。
あと、Amebaで文章を書くのは初めてなので見にくいかもしれません。段々と慣れていきたいと思っていますのでよろしくお願いいたします。
※この記事や旅程の情報は2023年2月、もしくは2023年12月時点のものですのでご承知おきください。
それでは本編!
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最高に楽しかった1、2日目
⓪着弾
①雪ミク&マジカルミライさっぽろ
マジカルミライはライブ配信があったので、2日目にカラオケへ行ってモニターにPC繋げて鑑賞。当時ライブ会場での声出しはNGだったけど、カラオケでは声出せて「会場じゃなくてもこれはこれでよかったな~」って記憶。
②さっぽろ雪まつり
③夜ごはん(という名の飲み会)
「「「「かんぱ~い!」」」」
一人旅のはじまり
北海道のお得な切符の話
北海道では通年27,000円で普通、特急列車が7日間乗り放題になるフリー切符があります。JR北海道って一番儲かっている路線でさえ赤字(※)なのにこんなことして大丈夫なんでしょうか。しかし旅行計画を立てていたところ、さらにお得な切符が目に飛び込んできました。その名もHOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス。詳細はこちら。
このフリー切符は12,000円で6日間普通、特急列車の自由席が乗り放題になる期間限定の超絶お得な切符。フリー日数は1日減りますが、折角なのでこの切符を使用して旅行していきます。(ちなみに1日目で元を取れています)
赤字の文字がJR北海道の血で染まっているかのような出血大サービス。どうしてこんなことができるのかと調べたら、北海道がお金を出してくれていたみたいです。もう北海道に足を向けて寝れませんね。
※2021年度営業係数(100円稼ぐのに必要な費用)
・札幌圏:154円
→ あの札幌圏でさえ100円稼ぐのに154円かかってるってコト。つまりやばい。
(一人旅の)1日目:恐怖
というわけで一人になった私はとりあえず札幌で夜を明かします。費用を削りますのでもちろん快活club(ネットカフェ)です。
本土最北端の地・稚内
1日目の第一走者はこの列車
・特急宗谷・稚内行 札幌(7:30)→ 稚内(12:40)
ということで札幌から特急に揺られること約5時間。日本最北端の駅、稚内に到着しました。
ちなみに鉄路換算すると、札幌~稚内の移動距離は東京~名古屋より少し短いくらいです。北海道すげー
稚内駅から徒歩5分。稚内と聞いてこの建物が浮かんだ方も何人かいるはず。初見の方はどんな建物かわかりますでしょうか。初めて見た小さき頃の私はバス停かな?って思っていた気がします。で、この建物の正体は防波堤です。この場所は年中風が強くひじょーーーに波が高いのですが、昔はここに重要な港があり、鉄道が伸びていました。その鉄道などを高波たちから守っていたのがこの立派な建築物なのです。
思ってたより過酷
本土最北端の宗谷岬(バスで片道1時間)まで行く気力がなかった当時の私は稚内駅からバスで15分程度のノシャップ岬で妥協したのでした。交通費も安く済むのでね、、、。
バス停から岬へ向かう私は違和感を感じます。
「人がいないぞ」
いくら真冬とはいえ腐ってもGoogleMapの口コミ3,000件超えの観光地。バスの乗客が自分+1人だけなのも時間の問題かなって思っていたんですが(稚内駅~ノシャップ岬は意外と本数がある)、ノシャップ岬を目指す人影がないのです。少し怖くなりながらも岬まで歩みを進めていきます。
さてノシャップ岬に到着しました。クッソ風強いし吹雪いてきた…。というか本当に誰もいない。耳に入ってくるのは風と波の音、それに近くにある水族館のペンギン(?)の声だけ。
かわいい(天候はかわいくない)
洒落にならないくらい吹雪いてきたし、死にたくないのでさっさとバスに乗り稚内駅へ。久しぶりに命の危険を感じましたね。稚内駅は意外にも非常にきれいで、休憩スペースがあったりなんと映画館があったりで時間を潰すのには困らなそうです。
駅でゆっくりしたら、"列"車という定義を満たしているかも分からない1両の普通列車で旭川へ向かいます。その道のり5時間半以上。新幹線に5時間半乗ったら東京から博多まで余裕で行けちゃうよ…。
ちなみに途中から乗客が自分一人に。自分の為にわざわざアナウンスしてくれる運転手さんに少し申し訳なくなると同時に、雪深い山の中運転手さんと二人きりなのでちょっと怖かったです。いつも一人で運転してる運転手さん凄い。いつもお疲れ様です。
普通に死にかけた話
さてここは旭川駅へ向かう途中の音威子府(おといねっぷ)駅。ここでは10分ほどの停車時間があったので少し降りて探索したんですけど、、、普通に階段で滑って転びかけました。階段は気を付けて降りましょう。
この列車の後ろが雪だらけなのは地面の雪を巻き上げまくってるからです。雪国ならではの光景。ちなみになんですが、この車両はリクライニングできないものの、昔新幹線で使用されていた椅子が使われているので座り心地はとても良いです(他にも特急列車のものもあったりするらしい)。稚内へ行くときは是非普通列車でも行ってみてくださいね。(なお所要時間。)
・JR宗谷本線・名寄行 稚内(18:03)→ 名寄(21:49)
・JR宗谷本線・旭川行 名寄(22:15)→ 旭川(23:40)
2日目:「話と違う!!!!!」
1日目の夜を旭川の快活で過ごし、、、2日目の朝無事に寝坊。地面がところどころ凍っている中、旭川駅までダッシュ。
これは豆知識なのですが、真冬の北海道はたいてい夜に雪が降って積もるので朝は地面が滑りにくいです。とはいえ滑るところは普通に滑るので注意。
何とか列車に間に合って向かったのは美瑛駅。ここに来たのはかの有名な青い池を訪れるため。冬は池が凍って雪に埋もれないかな?とは思ったものの、ネットで冬の青い池を調べたらきれいな画像が出てきたためこれはいいぞと思い行くことを決意。
青い池の最寄りのバス停がある並木道
・JR富良野線・富良野行 旭川(5:43)→ 美瑛(6:15)
・道北バス美瑛白金線 美瑛駅前(6:55)→白金青い池入り口(7:15)
森でバス(バスはフリー切符を使えないので片道500円強)から降り、ワクワクしながら青い池へ向かうと、、、
青い池(なはずだったもの)
あの…青い池は…?これじゃあただの白い雪じゃねえかよ!!!!!
往復1,000円で白い雪とたまたま居た鹿を見に行っただけでした。
失意とともにバス停へ帰ると謎のメッセージが。何で時間が?いや、普通に怖いわ。
美瑛駅に戻ったは後いったん富良野に寄り道して旭川へトンボ帰り。
・道北バス美瑛白金線 白金青い池入り口(7:39)→美瑛駅前(8:08)
・JR富良野線・富良野行 美瑛(8:21)→ 富良野(9:01)
・JR富良野線・旭川行 富良野(10:01)→ 旭川(11:10)
富良野は邪神ちゃんドロップキックの舞台にも
そして旭川では…
旭川動物園名物、ペンギンのお散歩
見えにくいけど丸まっているモモンガ、とてもかわいい
旭山動物園へ。そう、1人で…。けど意外と1人でも楽しめました。というかめちゃくちゃゆっくりのんびり好きな動物を回れたので1人も悪くないかもしれません。なんなら、1人で来ている人も結構いましたので謎の気まずさとかも感じませんでした。
その後はもうじき廃止される(2023年廃止済)という留萌(るもい)駅へ。
・JR函館本線・岩見沢行 旭川(17:37)→ 深川(18:00)
・JR留萌本線・留萌行 深川(18:09)→ 留萌(19:09)
母へのお土産シマエナガストラップ。かわいい
わたくし、訪れた駅の乗車券を記念で集めるという変な趣味というか収集癖を持っているのですが、廃止されるならゲットしておきたいなと思いまして。
まだ18きっぷシーズンでなかったからか、それとも夜だからか記念乗車をしている方は多くなかったです。
・JR留萌本線・深川行 留萌(20:20)→深川(21:16)
・特急オホーツク4号・札幌行 深川(21:37)→ 札幌(22:53)
峠下駅で撮ったこの写真、個人的にお気に入り。
深川駅から乗ったオホーツク号なのですが、別の車両が故障ということでもうすぐ廃止する車両(2023年廃止済)が代わりにやってきました。別日にこの車両に乗る機会は作っていたのですがこれはラッキー。
というわけで、この車両で札幌へ帰って快活clubで夜を明かしたのでした。
さてさて北海道旅行の2日目を書き終えたわけですが、全行程を一気に書いてしまうと長くなりすぎてしまいそうなので一旦ここまで。後編もすぐに公開したいと思ってますので、後編も是非よろしくお願いいたします。
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