トランペット吹き、とつぜん乳がんに! -18ページ目

トランペット吹き、とつぜん乳がんに!

普通に過ごしていたトランペット吹きが、いきなり乳がん告知を受けてしまった。

体に圧力をかける楽器吹きにとって、心配だらけのこの病気。

どういう風に受け止めてどんな治療をして行くか、誰かのお役に立てればうれしいです。

 

細胞診から9日目、朝イチでクリニックに電話をかけ、細胞診の結果が出てるか訊くと

 

 

 

 

『あ、出てますのでお出でてください』

 

 

『!!!!!!』(← マル。心の動揺)

 



『・・・あの~・・とりあえずどっちだったかは・・みなさん電話で訊いたりするんですか?』

 


『あ、先生でないと結果を知りませんので、お出でてくださいね(アッサリ)』

 

との事。

 


この2週間、乳がんに関して色んな情報をネットで検索した。

 

 

 

 

 

いまやっている細胞診の検査には、5つのランクがあってクラス1~2は良性、

 

 

 

 

 

 

 

クラス3はグレー判定、クラス4は悪性を強く疑う、5は悪性

 

という感じらしい。

 

 

クリニックに着いた。心臓のバクバクが止まらない。

 

待合でも、もう精神が落ち着いてなくて緊張してしんどかった。

 

 

待ち時間に読もうと、持って行っていた本があったが、全然頭に入ってこない。

 

本を開いて何度も何度も同じ行をたどってしまっていた。

 

それと3日前くらいから「低気圧痛」を持つ私は頭痛がしんどくてたまらなかった。

 

 

朝も頭痛薬を飲んできたが、やっぱり痛い。

 

多分、PCによる眼精疲労、気圧痛と共に、緊張からの痛みも

 

あったんだろうな~と後から思った。

 

『マルさ~ん』中待合にどうぞ~。と呼ばれ、

 

 

 

 

 

入った時に 『今日、お一人ですか?』 と訊かれた。


 

 

 

『はい・・』と答えたと同時に、(えびっくり!!!なんでそんな事訊くの?)

 

 

 

と思った。


 

ドキドキドキドキ・・・ バクバクバクバク・・・


 


 

そして間もなく 診察室に呼ばれた。緊張度マックス(バックンバックン)


 

先生の前に座る。先生の顔は笑ってない。

 

『え・・・・・・マジか・・・・・・・』

 

先生の顔を見て、マルは あ~~~・・楽観できないなと感じた。

 

先生『細胞診の結果が「悪性を強く疑う」、と戻ってきました』

 

マル『・・・・』

 

マルは絶句。先生は続けた。


 

 

先生『5mmのものですね。早期発見で良かったととらえましょう

 

『組織検査とMRI検査などで、はっきりした検査と、他にも無いかなどを調べます。』


 

 

マル 『怖い・・どうしよう・・どうしよう・・・』

 

 

 

 

 

 

つぶやいて、ついに涙が出て来た。

 

 

 

 

 

 

マル 『先生・・とりあえず、父と兄が医者なので、報告、相談してからで良いですか?・・

 

 

 

 

 

説明するのに、書類とかは無いんでしょうか・・(クスン)』

 

 

 

 

 

 

先生『全然良いですよ。まあでも渡せる書類は無いから。今言った事を言うので良いよ。』

 

 

 

 

 

 

なにか他に訊いておきたい事はありますか?』と医師は言った。

 

 

 

 

 

 

アタマが真っ白で、何を訊けばいいかも分からなかったけど、ひとつ訊いてみた。

 

 

 

 

 

 

 

マル『あの・・この細胞診の結果を持って生検でキチンと組織検査をした場合、悪性確定の確立は

 

 

 

 

どれくらいですか?』

 

 

 

 

 

 

先生『・・そうですね・・ほぼ悪性で間違いないと思います(淡々)

 

 

 

 

 

 

と答えてくれた。

 

 

 

 

 

 

ああ・・細胞診の結果がクラス4か5だったのかな・・楽観視はできないな、と考えた。。

 

 

 

 

 

 

クラスがいくつだったか訊くのは、なんとなくハッキリと訊かなかったが、ほぼ悪性で

 

 

 

 

 

 

間違いないという答えで、4か5かなんだろうと思った。

 

 

 

 

 

 

 

マル『・・・そうですか・・じゃあとりあえず、家族に話をしてまた来ます』

 

そう言って、診察室を出た。

 

ある意味今日のこの時間、

 

 

 

 

 

2017年2月23日の午前10:30頃

 

 

 

 

 

 

が、私の乳がん告知日だったと思う。

 

思い描いていた『がん告知』とは全く違っていた。

 

 

 

 

 

 

1人きりでこんなに淡々と言われると


 

 

『え~~~~!!!ガーン悪性の発表って、こんなの~~??タオレソウ・・』

 

 

 

 

ってなる。

 

あの時の事を思いだすと・・・座っていたけどホント倒れそうだった。

 

そう。先に書いたように、マルは医者の娘で 兄は4代目の開業医の内科医。

 

 

 

 

 

先祖代々のクリニックを継いでいる。

 

 

 

 

 

 

とりあえず、この帰りに兄のクリニックに寄って 報告して帰ろうと決めた。

 

 

 

 

 

でも、マルのアタマは混乱中で、先生の言った事をうまく伝えられるか心配だった。

 

 

 

 

 

 

その後、支払をしてクリニックを出る。

 

 

 

 

 

 

周りの患者さんに、ど~~~~~ん・・と気持ちが落ち込んでいるのを悟られたくなかったので

 

 

 

 

 

頑張って 頑張って 普通を装っていた記憶がある。

 

 

 

 

 

 

実際はアタマから上半身カラダ半分くらいの血の気が引いたまま車に乗った。

 

とりあえず、自分1人の運転なので、気をしっかり持って頑張る。意外とこの時点では

 

 

 

 

 

事故らないように気を張っていたためか 涙は出さなかった。

 

 

 

 

 

 

そして、兄のクリニックに着く。

 

顔なじみの看護師さんが『マルちゃん今日は?』といつものように訊ねて来た。

 

 

マル『ここ3日、頭痛がひどくていつもの頭痛薬をもらいに・・』(小さい声)

 

と、精一杯普通に話す。

 

「じゃ、一応血圧測るね~。」と、測った看護師さん。

 

マル『げ・・・心臓バクバクで血の気引いてるから、すごい血圧が出そう・・』

 

と、思ってたら

 

看護師『わわわ・・・。今日は高いね~~(汗)ま、頭痛でドキドキだしね!気にしない!』

 

と、言っていた。

 

兄に会うまでの待合でも、生きた心地せず。

呼吸も浅くなって酸欠みたいになってきた。

 

『マルさ~ん』

 

やっと呼ばれて診察室に入った。

 

 

しかし、今日に限って、地元医大からの研修医が来ていた。

 

 

 

 

 

 

『今日はお勉強しに来てる学生もいま~す!』

 

 

 

 

って いつもの調子で元気な兄。

 

え!!!なんで今日に限って研修に来てるんだよ・・と、私の絶望にも似た感情。

 

 

 

 

 

 

 

マル 『兄ちゃん・・今日は頭痛の他にも相談が・・』

 

 

 

 

 

 

っていうなり涙がポロポロ出て来た。

 

『え!!あ!!なになに??あ、ちょっと外してもらおうか』と焦る兄。

 

 

 

 

 

 

研修医くんがあわてて第2診察室に出る。(ごめんね勉強中に・・・。)

 

 

 

 

 

 

 

そして、検査結果の経緯を話し、『ワタシ、どうしたらいい~??』と泣く。

 

兄は冷静に

 

『まあ、もうそういう結果が出た事はそれはそれでしょうがない。子どもも小さいし、

 

 

 

 

 

マルが泣いてばっかいてもダメだからシッカリしなさいよ。5mmというと、初期のものが

 

 

 

 

 

見つかったので良しとする!細胞診も、5mmのものにきちんと照準を当てて

 

 

 

 

取ってくれた先生で良かったわ。

 

 

 

 

 

 

その横の細胞だったら異常なしとなって、様子見で、次の検診で大きくなってる

 

 

 

 

 

 

 

ってパターンもあり得るわけだから、細胞診は先生の腕によるしね。良かったね。

 

 

 

 

 

 

 

 

とりあえず、言わないわけにはいかないし、両親ところに寄って話して行ったら。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

という事で、実家の自宅に寄る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玄関を入ってリビングの扉を開けながらそ~っと覗いた。丁度母が中庭から入ってきて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『わ!!びっくりした!来てたの?』と言う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マル『うん・・・今日は、良くない話をしに来た・・』

 

そういうなり涙が出た

 

 

 

ビックリしながら話を聞く母。途中、父も呼び経緯を話す。

 

父は

 

 

 

『5mmっていったら、初期だから大丈夫大丈夫!気にするな!除けたら終わり!』

 

 

 

 

と、励ましてくれる。

 

 

 

 

 

 

母も

 

 

 

 

『5mmと聞いてとりあえずは安心。よく市の検診を受けてたね

 

 

 

 

 

 

受けてなかったらこんな早期にはみつからないからねぇ。よく見つけてくれた。』

 

 

 

 

 

 

と言っていた。

 

 

 

 

 

 

検診で引っかかった段階では、年をとってきた両親に言うのが余計な心配をかけるだろうと思い

 

 

 

 

 

 

言ってなかった。良性で終われば、わざわざ言う必要もないと思って。

 

 

 

 

 

 

 

今回は細胞診の段階だけど、疑いになったという事で

 

 

 

 

 

 

 

仕方なしに言わなきゃいけなくなった。それがすごく申し訳ない。

 

 

 

 

 

 

疑いは疑いでも、強く疑う、の状態。

 

 

 

 

 

 

しかし、とりあえず、兄と両親に話した時点で、

 

 

 

 

 

 

数時間引いていた血の気が戻るのを感じた

 

 

 

 

 

 

 

本当に、ほわ~っと血が巡る温かい感じが全身に広がって、指先にまでちゃんと血が流れている

 

 

 

 

 

という感覚が戻ってきた。

 

 

 

 

 

 

『やっと家族に話した』という安心感だと思う。

 

 

 

 

 

 

人間の体って本当に、メンタル1つで左右されるんだね・・不思議。

 

 

 

 

 

 

この段階で評判の良い、もうひとつのクリニックの先生に話を聞いてみるべきかどうか・・

 

 

 

 

 

と考え、とりあえず翌週にセカンドオピニオンの予約を入れ、週明けに最初にかかった先生に

 

 

 

 

 

冷静に話を聞きに、あとセカンド用の診断書をもらいに母と出向いた。

 

 

 

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