20日に公開開始したクラウンギャラリー、
早速アクセスしていただいた皆様、あり
がとうございます。
クラウンの歴史や各代での進化を感じて
いただけたら、幸いです。

本展示は、ゼロクラまでとはいえ、歴代
クラウンを一同に展示するとのことで、
これは滅多にない貴重な機会だと、往復
650kmの長旅に出ました。
私にとっては滅多にない長距離移動でし
たが、その長旅をした価値は十分にあった
かなと感じています。
踏襲するところは踏襲しつつ、途中では
失敗もあり、時代に合わせて着実に進化
したのだということを感じたためです。

クラウンを語る上でテッパンとも言える
要素は、やはりフレーム構造に直6。
他のクルマは皆モノコックなのに、なぜ
クラウンはぺリメーターフレームを長年
続けたのか・・・
真相はわかりませんが、このクルマの
「信頼の証」だったのかもしれません。
しかし、今はフレームも直6もない。
そう考えると、ゼロクラが発表された
時は、本当に衝撃的でした。
試乗経験あって、「これは売れそう」と
思ったら、案の定見事なヒット作。

「過去の実績にこだわるのも良いが、こ
だわり過ぎてもいけない、時には発想の
転換が必要なこともある。」
展示されていた10数台の実車たちがそん
なメッセージを発していたのかもしれ
ません。
ギャラリーの制作に、1ヵ月半かかりま
したが、各代のスペック等を見ている
うちに、同じようなことを感じたような
気もしています。

私個人的に、歴代の中でこれはよかった
なと思ったクラウン3選。

1. 8代目 130系

ハイソカーブーム絶頂期で、デザイン、
内装は今見ても豪華な造り。
個人的には、歴代クラウンの中で、最も
完成度が高かったようにも感じます。
エアサスやEMVで驚いたと思ったら、
さらにV8クラウンまで。
V8は特に印象的だった1台です。

2. 10代目 150系

悪く言ってしまうと、オーソドックス
に見えるのですが、逆にこれがクラウン
らしくも見えて、個人的には好きなデザ
インです。
マジェスタの縦型テールランプもインパ
クト大。
保守的な要素もあれば、真新しいところ
もあったモデルだと思いました。

3. 13代目 180系(ゼロクラ)

それまでとは全く方向性の違うデザイン。
10年経ちましたが、なぜか今見ても古さ
を感じません。
3.5Lに試乗経験ありますが、さらに安定
していた走りにエンジンのパンチ力。
正直唸ってしまったくらいでした。
実は、今のクルマに買い替える時、中古
でこの2.5アスリートを本気で考えていた
時期がありました。
(諸事情あって実現しませんでしたが)

後日、クラウンの思い出を投稿します。
実際に所有経験はありませんが、クラウン
でのエピソードはたくさんありますので。

クラウンギャラリーは、20日から公開中
です。こちらから是非どうぞ。

http://www7b.biglobe.ne.jp/~tph/