強いチームとの差とは? | 立花理工科学研究所の球形のスクリーン

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バックススタンドで見ていると決勝点がどう入ったのか全くわからなかったが、自宅で試合を見て判った。

 

 あの、ダヴィの得点をツキとか運で話しているうちは差がつくだけだと思う。


ダヴィの1点目。

柏のクロスに當間が触らなければ待ち構えていた大和田の真正面であった。

 コースが変わった事でダヴィの頭にどんぴしゃとなった・・・かのように見える。


果たしてそうか?


 変じゃないか?まさか當間のクリアミスを知っていたわけではあるまい、と、すれば彼はどこを走っていたのだ?


仮にも得点王にまっしぐらのFWがコース取りを間違えていた事になる。


 ここからは推測だがダヴィは柏のクロスが足元に来る事を予想していたのではあるまいか。

そしてそのつもりでボールの落下地点を予想しコースを取った。

 ところが當間がこのボールに触れたためボールのコースが変わり彼の頭にヒットした。


クロスを上げるほうも受けるほうもそのボールが足元に来る事を予想していたが故のあの得点であり、コースが変わっても対応できた。

 もしかすると、コースが変わっても対応できるように足元を狙っているのだとしたら、その錬度の高さはとても栃木の及ぶところではない。


 もし栃木のFWに同じボールを上げて同じようなハプニングがあったとしたらどうだろう?


 これも推測の域を出ないが、まず間違いなく、


「胸トラップ」


するはずだ。

なぜって?予想外だからさ。ボールのイレギュラーなんて。


 ダヴィの凄さはここにある。


ペナルティエリアに入ってきた時にすでにシュートを撃つと決めている事。

 そしてそれがどんなパスでもダイレクトで撃つと決めている事。

この1点目はその心構えがなければ撃てないし反応できない。

シュートは撃つ前に撃つと決めていなければ撃てないものなのだ。

 そうでないと必ず判断に迷いが生じる。

迷いが生じたらその瞬間に間合いを詰められる。

それはシュートの失敗を意味する。


パスがくると思った瞬間にシュートをすると決めている。


 そうでなければ得点は得られない。


彼にはそれができる。


リーグも終盤に差し掛かり、チームの勝敗を分けるのは気合でもなく根性でもない。


 執念。


これである。


この試合の決勝点。

ゴール前にボールが高々と上がった瞬間に栃木の選手は集中を切った。

 VTRを見れば判るがこのボールの落下地点にいち早く入ったのはほかならぬダヴィである。

 もし仮に栃木の選手が落下地点に入っていれば彼に突き飛ばされてファールになっただろう。

しかし、栃木の選手は落下地点に入るが遅れた。

それどころか見ているだけの者までいた。


ボールが上がった瞬間見ていた私たちもこう考えた。


「良し!クリアした」


しかしダヴィは違った。

 いち早く落下地点にはいると落ちてきたボールをからだで押し込んだ。

 彼自身ももしかしたらラインを割るかもしれないと思っていたかもしれないがそれでも落下地点に陣取った。

 栃木のDFも慌てて競り合いに行くがもはや手遅れである。

 唯一対抗できたはずのGKの武田でさえこのボールをパンチングに行かず、キャッチにいった。

 痛恨のミスである。

いくらダヴィがでかくても武田の伸ばした手よりも高く飛べるとは思え無いし、彼はヘディングはしなかったのだ。

 パンチングでコーナーに逃れる手はあったはずだ。

武田はキーパーチャージを狙ったのかもしれないが、相手が先にボールの落下地点に入っていてはそれも難しいだろう。

 

 しかし、良くこのボールをヘディングにいかなかったねぇ。

 ヘディングしてればはずす可能性だってあったのに・・・


 山形と引き分けた東京V、愛媛と引き分けた千葉、富山と引き分けた岡山、横浜と引き分けた福岡。


これら試合は後半のロスタイムに得点した事によって勝敗が動いた試合である。


過程はどうあれ上位チームで勝ったのは甲府だけである。

 各チーム何らかのプレッシャーの中にいるのだ。

だが引き分けに持ち込んだのと引き分けにされてしまったのではその差は大きい。


今日の試合、栃木が真の強者たるには最後の最後で引き分ける強さが必要なのだ。


その点ではまだまだだよねぇ。


しかし光明はある。


後半はいった杉本と佐々木だ。

やっと佐々木を褒めてやれるようだ。

とはいっても今までは一番いいというだけなのだが。

なんせ今日だってシュート撃ってねえんじゃないか?

 ま、そうはいっても幾らか体も締まってきたみたいだし、やっとフィジカル的に整ってきたからなのだろう。


 そして今日佐々木の何が良かったかって、センターでプレーしなかったこと。

ボールを受けたらサイドへサイドへ。

そしてこのサイドでボールをキープして攻撃の基点になろうとしていた。

 上手くはいって無いがね。

多分松田監督望んだ形では無いと思うが、彼はこうでもしないと使い道が今のところは無いからね。

 で、点を取りにいったのは杉本だった。

オフサイドにはなったがちゃんと決めていた。

多分オフサイドになったのは菊岡だろうから彼に責任は無いだろう。

 イヤーしかし杉本と菊岡がゴール前で絡むととたんに面白くなった。

 佐々木もサイドからの基点には成れていたようだし、もうこれで良いんじゃ無い?


サイドに偏った1トップで。


以前、棗をMFにと書いた事がある。

大きなサイドチェンジを真ん中に折り返してセンターで待ち構える菊岡や廣瀬に繋ぐ戦術で。


これを佐々木でやればいい。


監督は佐々木を豊田やダヴィ、川又のようなセンターFWにしたかったようだが、残り試合を考えてもそれは無理だ。

今は彼の長所を生かしたほうが得策だ。

彼はサイドで生きる


「ウインガー」


なのだ。



これは変えがたい事実だ。


それなら今栃木で一番の決定力を持つ杉本に得点の方は任せよう。


今はその組み合わせの方が期待もできる。




次節まで菅は戻ってこない。

今日の最後の得点も彼がいたら最後までダヴィと競り合ったように思う。

その執念では負けてい無い宇佐美が次節は戻ってくる。

 京都のすばやいパス回しに彼なら着いて行けるだろう。

次節は宇佐美と當間のセンターバックかなぁ。

大和田が悪くなかっただけにその選択は難しい。

當間は左サイドバックって手もあるけど。


前半はチャが良くなかった。

小野寺のありがたみが身にしみる。

彼はチャともパウともうまくやっていたのだから。


チャはなんだかかなり緊張していた。

そういえばかなり緊張しーだったっけ。

ミドルを一本撃ってから落ち着いたみたいだけど。


というわけで次節のスタメンは


GK 武田。京都は高さが売りなわけではないので      大丈夫だろう。

DF 赤井・宇佐美・當間・田中

  大和田はパワープレー用にサブで。

MF 杉本・チャ・パウリーニョ・菊岡

  メンバー発表はこれだが、事実上杉本は2トップの一角。

FW 廣瀬・佐々木

  佐々木はサイドに偏った1トップで廣瀬と杉本の2シャドウ。

 この下に菊岡が入る形で・・・平行四辺形のようなダイヤモンドを形成する。

 寝転がったダイヤみたいな形。

サブは

GK 鈴木

DF 大和田・山形

MF 鈴木・高木(怪我してるのかな?もしそうなら西澤)

FW サビア・久木野(棗よりは彼の方が可能性がありそう)

こんなところかな。



上位陣が三竦みみたいに勝ったり負けたりの一進一退を繰り返して甲府以外は集団から抜け出られないでいるおかげでまだ何とかプレーオフには望みがある。

今日の敗戦を無駄にしないでもらいたい。


甲府は強いが、昨年のFC東京や一昨年の柏、その前のセレッソより強いかといったら疑問はある。

 それらのチームに対し栃木は渡り合ってきたはずだ。

 柏やFC東京にはものすごくいい試合をした。


そのころと何が違うかといえば、攻撃の怖さだろう。

なんせロボがいたからね。

彼にはダヴィと同じ怖さがあった。


何とかその怖さを手に入れてもらいたい。


とにかくミドルシュートを撃とうよ。

これが一番手っ取り早いよ。



今日の試合に関していえば一番のファインプレーは、


今日の日程を決めた人。


台風が来てるってのに凄い日差しだった。


普通ならこんな天気で昼間に試合やりやがってと怒るところだが今日に限ってはファインプレー。


いやはや、日本も広いね。

3試合も台風で中止になってるのに、こちとら日焼けしそうだよ。


土砂降りの中でやられるよりは良かったでしょう。



それとも雨の中の方が勝つ確率は上がったのかしら。

でもこの強風じゃなぁ。

中止になったら日程に無理が入るし。

これで良かったのだろう。


今後そう思わせるような展開を期待するよ。