台北駅前には2両の車両が連結されて静態保存されています。
LDK50型 LDK58号 蒸気機関車
1923(大正12)年に日本車輌で製造されました。
ナローゲージ(762㎜)の台東線で1982年まで使用された後、台湾海峡にある澎湖諸島 澎湖県の澎湖県立文化中心で保存展示されていました。
2010年 台北駅前に移設展示されました。
台東線で活躍した気動車LDR2200形のトップナンバー LDR2201。
1956年に台湾で製造され、1067mmへの改軌が完了する1982年まで活躍しました。
その後、苗栗鐵路車輌文物展示館で保存されていましたが2010年ここに移設されました。
台湾鐡路管理局の玄関 台湾国鉄本社です。
ここを通るのは二度目。
以前は、運行管理センターを見学させていただいたことがあります。
大きな運行表示盤に目を見張りました。
(参考写真) 発色が悪い当時のカラープリントをスキャンしたので色が変です。
今回は、資料館の見学です。
様々な資料が保存展示されています。
列車ガールの制服でしょうか。
蒸気機関車の銘板
CT274 は、日本のC57 DT581 582 594は、日本の9600形
栄光のディーゼル特急 光華號 のヘッドマーク
1966年 世界銀行の借款で購入したDR2700形ディーゼルカー
最高速度110キロ 最速列車は高雄―台北を4時間45分で結びました。
ヘッドマークの絵柄には、大陸が描かれ、中華民国としての誇りを現しているのでしょう。
第二次世界大戦終結後の東アジアには激動の歴史があります。
今は、台湾東部のローカルで余生を送るDR2700形 (台東で撮影)
BUDD社ライセンスにより、日本の東急車両で製造されたオールステンレス車体の車両です。
制帽がずらり。
左側には、JR北海道とのSL列車提携記念のヘッドマークも保存されています。
(参考画像)
姉妹列車提携記念 JR北海道オレンジカード 2枚セット
一昨年 釧路に行った際、購入してきました。
列車のサボ各種 右から読むものばかりです。
信号通信関係の機器も保管されています。
右の赤い機械は、通票閉塞機 隣の駅と通信しタブレットに入れる玉を交付する機械です。
筐体に収められた信号通信機器も保管されています。
台湾鉄路局は世界各地から設備を入札で調達するので、日本では見慣れないようなものもあります。
台湾西部幹線の表示盤
日本のものとちょっと雰囲気が違います。
乗車券収容箱
機関車のパンタグラフ 日本のものとは雰囲気が違います。
日本統治時代の鉄道地図 (大正10年のもの)
箱に大切におさめられていたものを公開していただけました。
(次回に続きます。)