たまにはこんな生保(セイカツホゴ)患者 | 看護学校の先生って…

看護学校の先生って…

ある日突然普通のナースが看護学校の先生になってしまいました。
いやはや毎日驚くことばかり。

精神患者さんって他の科より生保(セイカツホゴ)率が高くって

本当はちょっと・・いやかなり嫌になることある。


何で嫌になるのかは、ご想像の通り。

こっちのやる気も親切心もそがれてしまうことが多いから。


それはさておき


私の受持ち患者の生保の人で唯一がんばってる患者さんがいて

もともとはガテン系で働いていたんだけど

どういう経緯かは不明なんだけど生保受給するようになっていて

まあ詳しく言えば障害年金と生保の併用なんだけど

常に申し訳ない気持ちと感謝の気持ちを持った患者さん。


いやちょっと正直アタマが弱い。

てんかんでおそらく発作起こしてアタマ打ち過ぎたのかも。


世間の方にせめてできることで恩返しを・・と

団地の掃除に団地の花壇の手入れに

近所の高齢者の灯油の買い出しや家のちょっとした修理・・。

だから団地の人気者。


東北の震災の時は「日本が困っているときに助けに行かないかん!」って

自転車で身一つでボランティアに行こうとしたのよね~・・やっぱりちょっとアタマ弱い。

あなたが今できることから・・と作業所通うことから始めさせて

作業所でバリバリ仕事こなせるようになって

お給金も福祉事務所にちゃんと報告。

保護費をその分削られても、働かせてもらえるのがありがたい・・と天使のようなセリフ。

フツーなら削られようもんなら、福祉課に食ってかかりそうなもんなのに

えらいなぁ~


趣味は絵を描くことと粘土。

つつましやかに生活しているからお金はそんなに使わない。

だから実は保護費が余って貯金額が増えてるんだけど

彼はその貯金分がある程度たまったら、福祉課に返還するらしい。


この彼には保健師や地域支援センターのスタッフや多くの人が係ってて

やっぱり頑張ってる人は応援してあげたいなぁ~って

純粋な気持ちでみんなで見守ってあげれるんだよね~。


ちなみに

趣味の絵と粘土は画家や職人並みの腕前(ちょっと褒めすぎか)で

まるで山下清です。