昔学生時代ソフトテニスをメインにプレイしていた頃
一時代を築いていた天然素材=鯨筋ガットも衰退して
ナイロンガットが主流でしたが
その頃硬式テニスのトップ選手のナチュラルガット使用率は
トップ10の選手全て使用と言っても過言でない程多かったです。
(既にグラファイトラケット全盛期でしたので昔の羊から作るシープガットは無くなり
より長い繊維質=長いストリングを作り出すことが出来る牛が原材料の主流になってました)
昔はメーカーもバボラ、ボウブランド、ビクターインペリアル
パシフィック、サバレスetc...とOEMも含め多種多様で
様々なカラーバリエーションも存在してました。
当時は金額が高く、湿気に弱いナチュラルガットは
学生の私にとって正に雲の上の存在で購入選択には全く当てはまりませんでした。
但しトップ選手のプレイを見てなんとも言えない打球音の良さには惹かれ
いつかは使用してみたい思いはいつも有りました
(当時は使用ガットブランドのステンシルを施した選手も多く見受けられましたね)
1990年代後半位からダンロップがバボラガットの取扱を開始し
多くのお店でナチュラルガットを手に入れる事が出来てナチュラルガットがより
身近な存在に感じられました。
そして1997年にダンロップ2000RIMにバボラVSパワーを張り上げナチュラルガットデビュー!!
打った時の心地良い打感は今でも手に残る程心地良かった印象でした。
その後のラケットの進化、テニスのプレースタイルの変化と共に
ストリングの素材もナチュラルからポリエステルへと移り
多くのプロプレーヤーもナチュラルガットから移行して行きました。
しかし今でも多くのプレーヤーに支持されているナチュラルガットは
加工技術を進化させながら存続され続けると思います。