鍼灸治療は、刺激量が永遠のテーマだと思っております。
トリガーポイント療法だけでなく、経絡治療も同じです。
お灸もやりすぎてしまえば、灸あたりになってしまい、激しい体のだるさを呈します。
経絡治療では脊柱上にあるツボを安易に刺激してしまうと高熱が出てしまうケースもあります。
私はトリガーポイント療法が専門なのでTP療法の観点から記述いたします。
トリガーポイント療法は難しいものではなく、学ぶことよりも、臨床でどう応用するかが難しいというのは前にも書きました。
認知覚、響き、関連痛…TP療法には欠かせない感覚はいくつかあります。
では、それらの感覚を患者様に感じていただければ症状が改善するのか。
教科書通り改善するのは5割程度です。
逆に悪化してしまうことも多々あります。
それらは全て刺激量にあると考えています。
料理に好き嫌いがあるように、痛みの感じ方も人それぞれです。
ハリの刺激を気持ちいいと感じる人も痛いと感じる人もいます。
痛い=気持ちいい、という人もいます。
全ては大脳皮質感覚野が決定しています。
個人差があるので同じ刺激でも弱く感じたり、強く感じたりしてしまいます。
治療家は人を診て、身体を診て、症状を分析して、最良の刺激量を決定する必要があります。
それができない治療家は、悪化してしまうケースや症状が全く改善しないケースに遭遇した時に患者様のせいにする傾向にあります。
心因性疼痛だとか、言ってみたりします。
もちろんプラセボ薬が実験的にも認知されていますから、心と痛みが密接なのは間違いないです。
だからこそ刺激量は重要です。
最良の刺激量は患者様の安心にもつながります。
プラセボ薬の効果が実証されていますから、安心というものも症状改善には重要なポイントとなっていきます。
心因性の疼痛と思いたくなるのもわかりますが、それを言う暇があるのなら、どうにかして改善させる方法を考えるべきです。
話が逸脱しました。
トリガーポイント療法もいくつかの派閥があり、セミナーもいくつかあります。
それぞれに良いところがあると思います。
ただ、セミナーで習得したことを全ての患者様に施術すると失敗します。
しっかりとした刺激量の決定が必要です。
かすみ鍼を使うのか、1番鍼を使うのか、太い鍼でも大丈夫か、細い鍼では治らない身体かどうか、かすみ鍼で刺激を強くするのか、3番鍼で刺激を弱めにするのか、首はかすみ鍼だけど腰は1番鍼にするか…
刺激量を考えれば限がありません。
たまに初診は細い鍼と決めている治療家もいますが、それも最良ではありません。
見定める必要があります。
あきつ鍼灸治療院は刺激量に絶対的な自信をもっております。
もし、刺激量に悩んでいる学生、治療家がおりましたら一度ご相談ください。
あきつ鍼灸治療院
https://www.acuitsu.com