東村山市秋津町の痛み・シビレの専門はり師Koenumaのブログ
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捻挫は、医者、トレーナー、柔道整復師、鍼灸師では定義が少し違うようです。


少しのズレはあるにしろ、ほとんどは同じような定義です。


ハリ治療では、捻挫は痛いところにハリを刺せばほとんど改善します。


ただ、希にですが、症状は捻挫と同じだけど、捻挫ではない例もあります。


そういったケースでは特定の動きで痛いという特徴があります。


歩くのは大丈夫だし、走るのも大丈夫だけど、ある動きだけが痛いというものです。


しかも1ヶ月以上の慢性化しているケースが多いです。


そういうケースでは責任トリガーポイントが足関節周辺ではなく、遠隔部にあることが多いです。


捻挫と思っていても実はそうではないことが多いです。


足関節の痛みが慢性的に取れないかたは一度ご相談ください。





「トリガーポイント」は文字通り痛みの引き金になるポイントのことです。


トリガーポイントには二種類あります。


【トリガーポイント・責任トリガーポイント】


①トリガーポイント

トリガーポイントは痛覚過敏点です。
この時、まだ疼痛やシビレは発現していない状態です。
このトリガーポイントに負荷やストレス、虚血などが生じると発痛します。

トリガーポイントに指や鍼を当てると、関連痛が生じます。
関連痛とは腕のトリガーポイントに当てた時に、指先まで重いような感覚が生じたり、
頸部のトリガーポイントに当てた時に頭痛のような感覚になったりすることです。
あくまで圧痛点ではなく、関連痛です。
圧痛点はあくまでただ痛いところのことです。


②責任トリガーポイント

責任トリガーポイントは発痛点です。
ここが痛みやシビレの原因となるところになります。

トリガーポイント(痛み・シビレは潜在)→責任トリガーポイント(痛み・シビレは発現している)

となります。

責任トリガーポイントに指や鍼を当てると「認知覚」が生じます。

認知覚→患者様自身が感じる感覚のことで、まさに痛いところを触られているような、症状が再現するような感覚のこと。「そこ!そこなんだよね、まさに悪いところは」というよな感覚のことです。

圧痛点でもなければ、関連痛でもありません。


昔はもっと複雑ですが、現代のトリガーポイントの理論はシンプルでわかりやすいものとなっております。


上記のものがトリガーポイント療法の基礎でありますから、医者のやるトリガーポイント注射のほとんどがトリガーポイントではなく、圧痛点だということがよくわかります。




トリガーポイントがある状態の時には無症状であることは前記事でも述べました。


ただ、良い状態ではありません。


感作とは痛みやシビレを生じやすい状態ということです。


例えば、前腕にトリガーポイントが形成されている場合、家事や細かい作業でさらにトリガーポイントにストレスが与えられると、そのトリガーポイントは責任トリガーポイント化し、痛みやシビレを出します。この場合は前腕ですので、肘や手首に症状を発生させます。


そもそもなぜトリガーポイントが形成されてしまうか、ということですが、一言で言えばストレスです。


ストレスとは同じ動作の繰り返し、同じ姿勢の繰り返し、精神的ストレスなどです。


デスクワークの仕事であれば、腰や頸部にストレスがかかり、次第にトリガーポイントを形成していきます。感作されやすいトリガーポイントにさらに同じストレスをかければ、頭痛や腰痛などを引き起こします。


感作されている状態ですから、脱感作する必要があるのは当然のことです。


日常生活でできることといえば、ストレッチくらいでしょうか。


責任トリガーポイント化していないトリガーポイントに関しては、TP手技・TP刺鍼でトリガーポイントを処理し、脱感作してあげるのが早いです。


責任トリガーポイント化し、発痛している場合には、ストレッチで改善するのは困難です。責任トリガーポイントを鍼で処理し、認知覚を出して脳からの抑制をかけます。


このようにトリガーポイントは科学に基づいた治療です。


慢性疼痛・疼痛・シビレを撲滅するためには、今後はトリガーポイントがキーポイントになるでしょう。