オステオパシーとは?9|奈良 西大和のオステオパシー専門院 やまうらオステオパシー|リンパ | 王寺・西大和の腰痛整体院 やまうらオステオパシー

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リンパについて

 リンパマッサージというのをよく聞くと思います。

リンパを流して浮腫みを取ると言ってリンパマッサージに通う女性は多いのではないでしょうか。

 

 リンパ液というのは毛細血管から滲み出る液体で、細胞と血管の間で老廃物や電解質をやりとりする役目があります。

このリンパ液は浸透圧の差によって血管と細胞組織の間の水分を一定に保つ働きがあり、これが硬くなった筋肉で圧迫されると浮腫みになります。

 

 浮腫むことがなぜ悪いのか?

それは老廃物で細胞の間がいっぱいになってしまうと、血管から養分が細胞に行き渡らなくなり細胞の活力が下がってしまうことがあります。

それ故にリンパマッサージでリンパを流してあげるというのも一つの方法かもしれません。

 

 オステオパシーでもリンパマッサージのような方法がありますが、それはあくまでもリンパの流れる道を作った後で行うことです。

流れが悪くなっているものを無理やり力で流しても、それは一時的な効果でしかありません。

そこでオステオパシーの治療原則「廃液経路の確保」を行うわけです。

 

オステオパシーでは体の廃液経路として

腎臓

皮膚

の4つを考えています。

老廃物を体外に出す機能を活性化させることでそこに循環が生まれるようになります。

特にリンパの場合は肺の経路です。

 

リンパの輸送は筋肉の運動でも動いていますが、もう一つの大きな力は呼吸です。

リンパの通るリンパ管は形状により逆流しないようにできていいますから、呼吸による胸腔と腹腔の圧力の差で吸い上げられるようなシステムになっています。

この呼吸の原動力となる横隔膜の動きを大きくしてあげればリンパの流れが良くなって体全体の細胞の活性化につながっていきます。

 

 先ずは、腎臓、腸を動かすために内臓神経を刺激。

横隔膜の動きを大きくするために肋骨に付着した筋肉を緩めたり、肋骨そのものの固着を解放したりします。

それ以外にも横隔神経に異常があればこれを解放し、横隔膜に関係すると言われている側頭骨の調整なども行います。

 このようにリンパが通る経路を開いて通り道を作ってからリンパマッサージなどの皮膚刺激を行なっていきます。

 

 足が浮腫みやすい人は単に疲れて筋肉が硬くなっているだけではありません。

肺、腎臓、腸などの内臓の機能が低下して、リンパの循環を根本的に妨げている原因がどこかにあるのかもしれませんから姿勢や食生活なども見なおす必要があります。