馴染みにしている近所の八百屋さんの若き大将 小さなプレハブ小屋の前にテントを張って週4日お店を開いている。 それは実はほぼボランティア活動で行っているに等しい。

買い物難民になり難儀をしている高齢者たちに食材を配達をしようというのが意図の様だが誰もそのことは知らない・・・が、見ていれば分かる。彼の店を初めて訪れたのは数年前だが、次第に客というよりも話し相手になってもらう様になりました。とにかく腰が低い!次第に経営や宗教・化学・物理にまで話が広がってきた時に、その博識と体験談から教えてもらえることばかりでお店に行くのが楽しみなのです。時折その場に似つかぬ超高級車から降りてくる紳士らを私は?の感覚で見ていたのですが、実は彼らは経営相談に来ていたのです。不思議な不思議な八百屋のお兄さん。だからキャベツ一個では申し訳なくて独り身なのにいっぱい野菜を買って帰ります。

最初に受けた衝撃!それはお釣りのお札が常にピン札!なのです。そして必ず向きも揃えてあるのです。

彼曰く「お金は皆さんが命懸けで為していらっしゃる想いの集結なのですから決して粗末には扱えません。」

その彼から聞いた話です。

これからの我ら日本国民は東南アジアの皆さんと手を携え合って暮らしていくことは必定だから、どの様にすべきか、、、という重要な話になります。

先月、彼はフィリピン在住で日本との交易に尽力している日本人女性からとても重要な案件のために急ぎでフィリピンに来て欲しいとのことで即現地に飛びました。それは、現在日本はフィリピンから多くの若い労働者に来て頂いていて多くの種類の仕事をしてもらっていますが、想像に難くない様に低賃金で以て彼らの労働の恩恵に預かっているわけです。

しかしながら日本で彼らが働いてくれても彼らを管理・指導・監督が出来る日本の若手が育っていないから、仕事も遅れがちだし彼らも良い収入が得られないので折角の力量が活かしきれていない。そこで日本で働こうという意欲有る若者たちをどの様にして育成していったら良いかという課題解決のためにフィリピンに飛んだのです。依頼主であるその女性は以前に彼の下で働いていたから海外の人たちとも働いている彼の経験や人格を知っているからこその相談だったのです。

現地で分かったことは、フィリピンの若者たちが一番に希望する国は「オーストラリア」とのこと。手取りが良いからです。以前は日本が高い人気だったがコロナ禍や円安のことから彼らは日本を避けるようになってきたという。けれども、そうは言っても労働者や紹介業者からのクレームが断トツに少ないのは日本で、それ故に実入りは少なくても日本に!という若者が日本に来てくれている、とのこと。

それで現地からの情報などを持って三重県にあるフィリピン領事館の領事からの招きもあって先日その領事とお会いしたとのこと。

領事の言では以前から幾度も日本政府に対してフィリピンの若者たちを育てあげてくれる日本の若き指導者が欲しい!と願い続けている、とのこと。しかしながら一向に進展が無いので残念で悔しいと。

日本の若者は肉体的な労働を避けるので現場では海外からの労働者たちに依存するしかない。そしてそれは日を追うごとに顕著になっている。それで現場で働く海外の若者を日本人が教育出来ないのならば、若い海外からの労働者の中からより意欲の高い青年たちを育ててあげて彼らをこそその指導者や現場監督などに昇進させて、より良い環境作りをすることが喫緊の課題です。と彼が語ってくれました。

看護の世界もこれから我々がお世話になる環境だけども、海外からの看護師さんをより育てていくこと、それは人口が激減していく我が国では極めて重要なことになってくる。

今の日本は地元の自治会活動すら参加しない若者が増えている。町内の祭りも消滅。これは意識の問題として安易には片づけられない都会の労働環境・住居環境などがあって一概には言えないがとっても重要な課題が放置されている。自分はここで4年目になるが町内会長が誰か、その所在地すら知らない。回覧板も無い。東南海地震などの大災害が起こったら助け合いしかない!!同じアパートに住む人達でも顔も名前も知らない。近所の公園や広場には防災倉庫も無い。この地でも海抜10m 避難校舎でも海水に浸る。真の政治家を選び行政を動かし、即、準備を整えて家族を村を国を世界を護ろう!