2025/12/17 ザ・コンサートホール 浅野裕佳 ピアノ・リサイタル
月曜日に
メール連絡がありました。
浅野佑佳 ピアノ・リサイタル があり、
100名をご招待らしいのです。
と言う事で
いっちーさんも
100名の中の1人として
お邪魔しました。
浅野佑佳 ピアノ・リサイタル
【日時】2025年12月17日(水) 19:00開演
【会場】電気文化会館ザ・コンサートホール
【プログラム】
1.ワーグナー=リスト:イゾルデの愛の死
2.リスト=ヴォロドス:ハンガリー狂詩曲 第13番
3.ヴァイン:ピアノソナタ 第1番
4.ムソルグスキー:展覧会の絵
【アンコール】
リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行
ラフマニノフ : 10の前奏曲 作品23?

浅野佑佳ですが・・・
名古屋芸術大学音楽学部演奏学科
ピアノコース首席卒業。
同大学大学院音楽研究科器楽専攻
首席卒業、
卒業時に学長賞受賞。
パリ・エコールノルマル
音楽院ディプロムを
審査員満場一致の首席、
審査員特別賞賛賞を得て取得。

1.ワーグナー=リスト:イゾルデの愛の死
ワーグナーのオペラ
「トリスタンとイゾルデ」の
第1幕への前奏曲・
及び第3幕終結部として
演奏される
「イゾルデの愛の死」を、
リストの手によって
ピアノ独奏曲に
アレンジした楽譜です。
リストはこの他にも、
様々な作曲家による
管弦楽曲を
ピアノ独奏用に
アレンジしていますが・・・

ワーグナーの分厚く豊かな
対位法的テクスチュアを
わずか10本の指で
演奏するために、
リストは
楽譜上で一音一音を
対応させる忠実さではなく、
演奏効果上の近似を
追求する手段をとっており、
素晴らしいピアノでした。
2.リスト=ヴォロドス:ハンガリー狂詩曲 第13番
編曲:アルカディ・ヴォロドス(pf)
ヴォロドスについては、
初めて聴きましたが、
チャルダーシュの形式に
近いラッサンと
遅い部分の詠嘆の節回しと
情熱的な舞踊の音楽が対比し、
印象深い音楽となっています。
つまり、
リストの作品の中でも
ちょっとマイナーな作品に
陽をあてるような
コンセプトで
作られているようなのです。

プロデューサーのおかげなのか、
ヴォロドスが偉いのかは
知らないけれど、
とても良い企画の演奏かと
思いますが、
ただ、
本当にマイナーな曲だね。
3.ヴァイン:ピアノソナタ 第1番
カール・エドワード・ヴァイン、
AO(1954年10月8日生まれ)は、
オーストラリアの
現代クラシック音楽作曲家です。
しかも、
シェーンベルクや
クセナキスで分かるような
調性音楽を脱し無調にした
「十二音技法」などは
使ってはない様な
気がします。
最初の理由
(そしておそらく最大の理由)は
メロディーです。
第1楽章の終わりや
第2楽章の鐘のような部分など、
非常に叙情的で、
他の部分
(両楽章のクライマックス、基本的には同じ)では
壮大です。
これだけでも
十分魅力的だと思います。
至る所に
コントラストと緊張があり、
適切な「安堵」もあります。
メロディー全体が
4度と
5度の音程を中心に
構成されております。
興味深い
テクスチャを持っていますから
うなづける演奏でした。
カール・ヴァイン:ピアノソナタ 第1番 第1楽章/第39回JPTAピアノオーディション E部門 全国大会最優秀賞 萩原和子賞 原田 満梨奈
4.ムソルグスキー:展覧会の絵
「プロムナード」という
短い前奏曲ですが、
間奏曲が5回繰り返して
挿入されるのが特徴的です。
(なおラベル編曲は4回)
この「プロムナード」は
展覧会の巡回者です。
すなわち
ムソルグスキー自身の歩く姿を
表現しているけど
覚えやすいメロディーと
緩急自在の構成
(ユーモラスな曲、優雅な曲、おどろおどろしい曲、重々しい曲など)から
演奏さをどう追求できるか?

曲ごとに
拍子が違うのは
歩きながら絵を見ている為
歩調を表しているとも
言われているから
アイディアが
煮えたぎった演奏だった
気がします。
特に
「リモージュの市場」、
「死せる言葉による死者への呼びかけ」、
「バーバ・ヤガー」と
最終曲である
「キエフの大門」は
アタッカで
堂々たるポイントがあり、
素晴らしいと思います。
アンコールで、
リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行
ラフマニノフ : 10の前奏曲 作品23?
を演奏しました。
(^^)
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