それは…
夕方涼しくなるのを待って
いつものランへ♪
駐車場に車を止め
ランに向かうと
お馴染みさんたちが
大型犬エリア入り口で
何やら深刻そうな顔
どうしたの？
質問する私が聞いた最悪の話…
中にいる方の足元にいる
３頭のミニチュアダックスが
どうやら迷子？
飼い主らしい存在はなく
ランの外を
ウロウロしていたところを発見し
そのままだと危ないので
取り合えずランに入れ
様子を見ているとのこと。
画像がとっても悪いのですが
黒の二頭の雄♂と
赤茶色の雌♀
この３頭のダックスたちです。
発見してからその時で一時間…
その後も、一緒になった方たちと
ランで遊ばせるも飼い主は現れず
各々が知り合いの伝を頼りに
連絡を取り
保護活動をされているかたが
駆けつけてくださったのですが
連れて帰ることはできないとのこと…
そこにいる誰もが
犬を心から愛する人達…
とは言え、
そのまま３頭を連れて帰ることは
難しい
一頭ずつ分けて…
と、提案しては見たものの
それだって皆それぞれ事情があり
そんな簡単には行かない…
だからと云って２頭を置いて
一頭だけ連れ帰るなんて絶対にできない
考えあぐねた結果
私達は管轄の警察に
保護をお願いすることに。
それは最悪で、とても辛い選択でした。
３頭ともとってもおとなしくて
犬にも人にもとっても慣れていて
全く吠える事もなく
とってもお利口さん。
声帯切除でもされているのではないかと
疑うほど。おとなしい子達♪
辺りはだんだん暗くなり
それぞれ出せる答えもなく
だからといって
そのまま警察へ
預けてしまって良いものか
私達はとてもひどいことをしている
誰もがそう思い
その場から離れられず
そのこたちを取り囲むようにして
ただ警察の方の到着を待っていました
まっくらになり
近くの建物から漏れる
明かりだけを頼りに
どうしたらいいか…
それを真剣に考えていました
警察の方が到着し
事情を聞きながら
先ず一頭抱き上げ
次に２頭めのこを
抱き上げたときでした。
最初に抱き上げられた子が
鳴いたんです…
とても悲しい
仲間を心配する声の様に切ない声で…
そのまま薄明かりの中を
声だけがずっと聞こえていました。
間違ったことをしてしまったのか…
私達は皆泣いていました
私はどうすることも出来ない自分が
今すぐ決断出来ない自分が
とても情けなくて仕方がなかった…。
警察にいられるのは１日だけ…
多分明日には保健所に渡されるとのこと
保健所に行ったら１週間…。
お利口さんだから、
もしかしたら譲渡会に
出してもらえるかもしれない。
そうでなければたった１週間…
その間に何としても
飼い主を…里親を
探さなくては！
そうしないとあの子達は
処分されてしまう
複雑な思いで家に帰り
家族に相談しました。
そして一時の引き取りを決断し
第一発見者になってくれた
Mさんに連絡
警察に連絡をしてもらいました。
がしかし、
あの場にいた一人の方の働きかけで
飼い主候補が見つかり
Mさんは再び警察に連絡
直ぐその後、
保護活動をされている方から
引き取りに行くとの連絡があり…
そこで私の申し出と同時進行で
話が進み
明日、先ずは保護団体の方が
警察に引き取りに
行ってくれることになったのです。
とにかく先ずはひと安心
今夜、早速見に行ってくれた方が
そのまま引き取ってくれることに
なるかもしれない！
里親になってくれるかもしれない！
それがダメなら
保護活動をしている方が２頭
私が一頭、それぞれ里親が見つかるまで
預かると言うことになりました
とにかくは明日！
どうなるかが決まります。
どうにか最悪な事態は
回避することができました。
あの場にいた皆の気持ちと力が
成せたこと。
万が一そうならなくても
我が家で３頭のとも引き取り
里親探しをさせてもらう
決心も出来ていたし♪
どんな人間が
こんな酷いことをしたのでしょうか。
こんな酷い人間が本当にいるなんて
実際に目の当たりにして
体が震え
悲しくて腹が立って
仕方がなかった…。
ひとのかおを被った鬼！
そうとしか思えません。
どんな人間がどんな気持ちで
この子達を置いていったのか
もしかしたら
盗まれて連れてこられ
そのまま放置された
可能性だってあります。
ただの迷子ではないと言うことだけは
はっきり言えるとおもいます。
どんな事情が有るにせよ
人間として最低な奴
許せません
皆さんもどうかこのこたちの幸せを
祈ってあげてください。
素敵な優しい家族に出会えることを。
どうか祈ってあげてください。
お願いします。
にこママ
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