個性豊かな12人のお話(*´`)♡

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EXOの妄想です。
苦手な方は回れ右・*・:≡( ε:)

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カイ視点only












俺の大好きな人が泣いてる。


その涙に不覚にも美しいと思ったけど、君にはやっぱり笑顔が似合う…そう思った。










『俺…レイヒョンが好きだったんだ…でもね、ヒョンには彼女がいた…本人にも確認ずみ…グスッ……告白する前に終了だよ…女にはかなわないな…グスッ…ハハッ…なんで俺ジョンイナにこんな事話してんだろ……』





そう言って無理に笑う君の笑顔は僕の胸をしめつける。














僕の大切な人がずっと笑ってられたらいいのに。



でもこんなの神様は許してくれないんだろう?


人間のよろこびや楽しみはいつだって悲しみと寂しさの上にあるんだ。


よろこびや楽しみを得るには悲しみと寂しさを知らなくちゃいけない。


悲しみを経験してこそよろこびという感情が芽生えるのだから。











せめて君が僕を好きになったらいいのに。
そしたら君を泣かせないのに。


きっと僕、君があの人を好きになるずっと前から君のことが好きなのに。



君の屈託のない笑顔を初めて見た時から僕は君に恋をしていたんだ。




君が僕じゃないあの人を好きなことは知っていた。でも君が笑っているならいいと思った。





でも話が違うじゃないか。僕の大切な君は今、目の前で泣いてるじゃないか。













「はぁ…………」



『なんでジョンイナが落ち込むんだよ……グスッ…俺は大丈夫だから…!な……?』





僕の前で強がらないで。
無理して笑わないで。




そんな笑顔、僕の好きな笑顔じゃない。
僕の大好きな君じゃない。











「ヒョン……!こんな時は食べよう…!美味しいもの食べて忘れよう…!」


『おい…!なんでこんな時にチキンなんだよ…ハハッ…ジョンイナが食べたいだけだろ…!もう…しょうがないな…!食べよう…?』




君はしょうがないなぁ…って言いながらチキンを1つ手に取って口に運んだ。





『おっ…!なにこれ…!上手いじゃん!』


「ふふっ…当たり前でしょ!ここのはね、チキン好きな僕が唯一認めたチキンなの!まず使ってるチキンが違うの!でね…ここのは……


『アハハッ…ジョンイナ力説しすぎ…』














あっ、笑った。
僕の大好きな笑顔で笑った。












どんな事があっても君から離れない。



君が悲しくて苦しくて涙を流すなら
僕は何度だって君を笑顔にしてみせる。



君の笑顔は僕が守る。




この時僕はそう誓ったんだ。



















ねぇ…ヒョン…?

僕ヒョンが好きだよ…?




この気持ち、いつか伝えられるかな…?





~ end ~