シヅ子さんは施設の送迎車に乗って
私はオットと一緒に施設へ向かった
先にシヅ子さんは到着していて
事務の方と一緒に介護士さんが来るのを待っていた
『お疲れ様でした』と担当の介護士さんが来た
『どうでしたか?』と聞かれたので
「老人性のイボでした」と答えたら彼は
『シヅ子さん良かったね~』と話し掛けてた
疲れたシヅ子さんは無言…( ´∀` )
介護士さんとシヅ子さんが部屋に戻るタイミングで
例の看護師さんが来た
『どうでしたか?』
「老人性のイボらしいです」
『今後の治療は?』
「しばらくキズが治まるまで待って
皮膚科で取っていいそうです」
『しばらくとは?』
「傷が治まるまでじゃないんですか?」
『書類はないんですか?』
「先生宛の封筒が…」
私から奪う様に取ると
『失礼します』と言いながら
封筒をハサミで開け始めた
(え~?開けていいと?)
『しばらくの事は何も書いてないですね』
(そう言ったじゃん)
(ってか…先生宛の封筒開けていいの?)
「わかりました、こちらで確認します」
「おつかれさまでした」
書類を読んで気が済んだらしい…(笑)
先生宛の封筒をいきなり開けるなんて
ビックリだわ
どこの施設の看護師さんもあんな感じなの?
よ~とわからん…
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シヅ子さんの担当の看護師さんに
髪型が性別不明になっちゃったから
カットは一回飛ばして下さいとお願いした
『短かいですよね~』と言われたから
「母はもう少し長いのが好きなので…」
真正直に『性別不明』とは言えなかった