入院が1月末なので約1ヶ月間弱。
夫も私も仕事は休めない。
帰りも遅いから12時間くらい1人で過ごすことになる。
急いで帰っても『遅かったね~』
夫 : 仕事だよ。仕方ないよ。(若干キレ気味)
シヅ子 : ふ~ん。 忙しいやね~。
シヅ子さん…地雷踏んでるよ…自爆間近…
毎日がこんな感じで過ぎていく。
とにかく日々の生活がすごく大変だった。
歩行器がない場所で立たせると『滑る』と座り込む。
滑るからと靴下が履けずに真冬の廊下を裸足で歩いている。
滑り止めの靴下を買って来て履かせたけど
『靴下の中で足が滑る』と言って履いてくれなかった(泣)
夫も私も理解の域を超えていて手に負えない状態。
とにかく入院までは…を合言葉に慣れない介護生活を続けた。
でも、シヅ子さんは女子力が高いので
どんなに立てなくてもお風呂に入りたいと言う。
ケアマネさんに相談したら、浴室用の介護用品を揃えてくれた。
お試しでデイサービスに行けるそうなので、
様子を見に来たついでにシヅ子さんに話してくれた。
「お試しでデイサービスに行ってみませんか?
気分転換になりますよ」と
シヅ子さんはあまり気が乗らない顔をしていたが、
何日もひとりにされていたので、「行くわ」と言ってくれた。
そこで「お風呂もどうですか?」と言って頂いたのだか
『お風呂は入らん』の一声でボツ。
『入ればいいのに…』と心の中で思っていたら夫が
「入ればいいのに…」と言った。
入院前に風邪ひいてほしくないんだよね。
わかってくれないよね。こっちの気持ち…(苦笑)
それでも何とか入院まで風邪をひかずに過ごせた。