琉球王国の王都として栄え、海外交易の扉を開いた歴史を持つ“てだこの都市”浦添。“てだこ”とは「太陽の子」を意味し、当時の王・英祖が、そう呼ばれたことに由来する。王が眠る浦添城跡の王陵には東向きの門があり、古の人々は命の誕生や蘇生を太陽に願った

 

 我ら創価の“太陽”は、一家や地域を明るく照らす女性部だ。沖縄のある女性部員は息子が1歳の時に、夫が脳動脈瘤破裂で倒れた。緊急手術を受け、医師から厳しい宣告を受けるが、師の励ましと強盛な題目の中で夫は半年後に蘇生する


 だが試練は続く。今度は息子の心臓と肺に先天性の異常が判明。彼女は“絶対に負けない”と決意し、懸命に祈り育てた。そして10歳で受けた手術が無事成功。今、学生部のリーダーに成長した息子、地区部長の夫と共に、地域で信頼の光を広げる

 

 御書には「大闇をば日輪やぶる」「法華経は日輪のごとし」(新1518・全1114)と仰せである。信心という旭日を胸中に昇らせれば、打ち破れない闇はない


 一日の日照時間が最長となる夏至(6月21日)を過ぎ、沖縄から本格的な夏が始まる。「午前8時の太陽」のような生命力で暑さを吹き飛ばし、信仰の確信を深めゆく日々を過ごしたい。 


【7/2 聖教新聞·名字の言】