【御書本文】

正像二千年には西より東に流る暮月の西空より始まるが如し末法五百年には東より西に入る朝日の東天より出ずるに似たり

(曾谷入道殿許御書 旧1038 新1407)


【通解】

正像二千年には、仏法は西から東へ流伝した。ちょうど暮れの月が西の空から始まるようなものである。(夕方、月が見える方向は、新月が西で、月齢が増すに従って東へ移り、満月は東に見える)
末法のはじめの五百年には、仏法は東から西に返るのである。ちょうど朝日が東の空から出るようなものである