【御書本文】

妙は死法は生なり此の生死の二法が十界の当体なり又此れを当体蓮華とも云うなり

(生死一大事血脈抄 全1336 新1774)


【通解】 

妙法の妙は死、法は生である。この「生死の二法」が地獄界から仏界までの十界すべての当体である。また、これを当体蓮華ともいうのである。


【先生の指導から】

生死、生死と永遠に繰り返していく生命。その「生死の二法」からはだれ人もまぬかれられない。この生と死を貫く大法が妙法である。ゆえに妙法をたもち続ける人は、自身も三世にわたって幸福である。また先祖をも救っていくことができる。
反対に、妙法の世界を破壊しようとすることは、そのまま自身の生命を破壊することに通ずる。ゆえに生死、生死と、永遠に苦悩の極限の境涯となる。