【御書本文】 

金は大火にも焼けず大水にも漂わず朽ちず鉄は水火共に堪えず賢人は金の如く愚人は鉄の如し貴辺豈真金に非ずや法華経の金を持つ故か  

(生死一大事血脈抄 全1337 新1776)


【通解】 

金は大火にも焼けないし、大水にも流されず、朽ちることもない。鉄は水にも火にも、ともに耐えることができない。賢人は金のようであり、愚人は鉄のようなものである。あなたは、法華経の金をたもつゆえに、まさしく真金の人である。


【先生の指導から】

ともあれ、人生には、自負できる、誇りをもてる"何か"がなくてはいけない。
「これだけはだれにも負けない」という何か。「これだけは断じて貫く」という何か。「どうだ、これを見よ」と叫べる何か。それを皆さんはつくっていただきたい。
そして自分自身が「金の人」になることである。
(中略)
「法華経の金」すなわち「信心の金」を光らせていこう。「人材の金」をつくっていこう。日本一のわが地域を築いていこう―この決心で、歴史をつくるのだ。自分の心に、永遠の幸福の城を築きゆくことだ。