【御書本文】


金は大火にも焼けず大水にも漂わず朽ちず鉄は水火共に堪えず賢人は金の如く愚人は鉄の如し貴辺豈真金に非ずや法華経の金を持つ故か

(生死一大事血脈抄p1337)


【通解】

金は大火にも焼けないし、大水にも流されず、朽ちることもない。鉄は水にも火にも、ともに耐えることができない。賢人は金のようであり、愚人は鉄のようなものである。あなたは、法華経の金をたもつゆえに、まさしく真金の人である。


【コメント】

仏法者らしく誰にでも親切に優しく接するのと、「お人好し」は違います。要は「賢人」であるべきで、悪人に利用されたり、騙されたりする「愚人」ではいけませんね。