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MYSTORY

30.不登校

 

身体が大人になっていく途中には

身体の組織だけじゃなく神経も成長していくんだけど

急激に身長が伸びる思春期

自律神経、中身が追いつかず

成長のバランスが整わないことで

不調をきたします

女性で言うところの更年期障害、とよく似た症状です

 

起立性調節障害と言う病名から誤解されやすいのですが

ハンディキャップの意味合いの障害ではありません。

 

起立時の調節の障害をきたすと言う意味です。

阻害される、と言った意味合いです

 

次男はもう、朝起きられないだけやなく

昼も夜も寝ていました

過眠状態で、ほんま息してへんのとちゃうかと

ティッシュを鼻に当ててヒラヒラするかどうか確認しました・・・

途中で起こしてしまうと余計にしんどさが増すので

とにかく、ゆっくりさせていることしかできなかった

 

この病気を周りが理解して

見守っていくことが何よりの治療だと医師から言われて

不安だったし、心配だったし、葛藤もいっぱいあったけど

そうすることを努力した

 

でも、結果的には不登校状態が続き

中1の冬から中2丸々は行けなかった

中3になって、少しクラブだけでもおいでとか言ってもらって行ったり

中3で最後の行事は、行ったり少しづつするようになった

 

心の病ではないものの

身体と心は繋がっているので

むつかしかった

 

脳血流が悪いため

勉強も全然できず

高校進学も心配だったし

本人も焦りと不安で

受験期はまた体調が悪化し

全日制への固定概念がなかなか変えれず

苦しかったと思うけど

体調的にどうしようもなく

通信制・単位制高校に進学することになった

 

 

次男が闘病中

長男はいい意味でスルーしてくれていて

とやかくは言わなかったけど

父親(夫)はそりゃあいろいろ言いましたね

 

将来を心配するが故なんはわかってるけど

まあいらんことを言ってました

 

ここでも義母の時同様

家族が病気になた時の対応としては

ガッカリとしかいえず

それも夫とは無理になった一因です

 

そんな中

3.11はおきました 

東日本大震災

長男が中3で卒業式当日のことでした

 

卒業式が終わって

ご飯終わって家で長男はコタツでうとうとしてたのを覚えています

 

私も、月参りの日で家にいたので

お経をいただきながら大きな長い揺れに

お坊さんと「これは大きいですね」と会話しました

 

それからすぐにテレビをつけて

テレビで映し出されている津波の映像が

本当に起こっていることとは思えず

 

長男を起こし

え?え??

全部、巻き込まれていくやん

全部飲み込まれてる・・・・・

これ、本物の映像やんな???

 

って言いながら

ただただ茫然と

テレビを見るしかなかった

震えました・・・

 

思えば

長男は

阪神淡路大震災の年に産まれて

中学校卒業式当日が東日本大震災

就職して北海道行った年に北海道地震にあいましたガーン

 

最後の「ゆとり世代」の試練は大きい・・・

 

 

 

 

 

31へ続く