7月5日、いよいよ退院の日を迎えた。
叔母を受け入れる部屋、着替え、用具、その他諸々の準備は整えた。
私は叔母を迎えに行くために病院に向かった。
先生や看護師さんに挨拶をして、先ずは支払いを済ますことに。
請求書を見て愕然とした。
手術もしてないのにこんな金額を支払うのか…
以前ここでも記したがこの病院の個室は1泊3万円也。
3週間たっぷりといた。プラス処置料やら薬代が加算される(当然だが)
私は病院内のATMに行きお金を引き出し、そして会計窓口で支払った。
言うまでも無いが、支払う手が震えてた。
そしてこうも思った。[もったいない]
さて、次は叔母の引き渡し。
病棟の入り口で待っていると、あんなに嫌がっていた車椅子にすっぽり座り看護師さんに運ばれて登場しているではないか。
そして看護師さんの手には酸素ボンベと滞在中の荷物が…
看護師:「酸素ボンベと荷物ありますけど大丈夫ですかぁ〜?」
いやいやダメだったらどうにかしてくれるんですか?って言いたかった!
叔母は座っているのが精一杯。
荷物を持つという発想すらないようだ。
それは仕方がない。
私は車椅子を押し、右肩に酸素ボンベ、左肩に荷物を抱えて病院を去る。
そしてタクシーに乗りひと息着くかと思っていたのだが、乗ったタクシーが悪かった。
高齢ドライバー(申し訳ないです)尚且つ運転が荒く、今まで入院生活を送っていた叔母には相当キツかったようで隣でゲボゲボ言っていた。
ようやく私の自宅に到着した時には叔母はフラフラで顔面蒼白状態だったが、何とか頑張って車を降りてくれた。
私は再び叔母を乗せた車椅子とボンベと荷物を抱えて部屋に入る。
そして叔母を着替えさせベッドに寝かせ、今度は部屋の酸素吸入器に切り替え電源オン。
ブゥ〜ン…(吸入器の音)
さあ、いよいよ始まるのだ。
この時の私は叔母があと何日持ちこたえるのだろう…そんなふうに思っていた。
だから私ができることを一生懸命にしよう。
そう心から思っていたのであった。
続く👋