4月初めの日曜日。
京都八幡の背割堤の桜を見に行った。
桂川、宇治川、木津川の三川の合流地点に咲く桜並木はすごい迫力で咲いていた。
わずか10日ほどの花の期間を、必死で咲いている。
幹の高いところにも、根元の方にも、吹き出す如くに咲いている。もっと期間をくれよ、短すぎるじゃないか、と怒っているのか、その鬱憤を晴らすようにもみえる。
短歌
高枝に そして根元に 咲く花よ 短き命を 吹き出す如く
桜もさることながら、この日、本当に行きたかったのは・・・・・
後鳥羽院ゆかりの 水無瀬神宮
後鳥羽院の離宮であった所だが、あの承久の乱で、隠岐の島へ流刑となり、そこで果てた帝である。
藤原定家らに「新古今和歌集」を作らせたことでも知られる後鳥羽院。
どんなにか、都へ戻りたかったことだろう!
隠岐の島へいったのはもう10年も前のことだ。
夫と二人で、後鳥羽院の足跡をたどった思い出が、
昨日のことのように思い出される。