「子供の連れ去り(一方的な引き離し)」は誰もがある日突然被害者になり得る問題。

私は自分が当事者になるその当日まで、その瞬間までまさか子供を配偶者に連れ去られるなんて思いもしなかった。

気付いた時には既に手遅れ。

私の立場からすれば、子供を連れ去った相手が配偶者だろうが他人だろうが、目の前から突然愛する我が子がいなくなったのだから誘拐に変わりはない。

それにもかかわらず連れ去った後の生活状況に問題が無いというだけで裁判所に「連れ去り」が認められてしまう。

おかげで私は愛する我が子の日々成長していく姿に立ち会うことができなくなってしまった。

そんな中で私は幸いにして月に1回~2回程度我が子に会えてはいる。

しかし、そんなんでは我が子の日々成長していく姿に関わっているとはとても言えない。

私は、時々子供と会う親戚のおじさんおばさんになりたい訳ではない。

愛する我が子は、私と会う度に別れ際に毎回号泣してくれる。

我が子との会話や態度の端々にも元の家に帰りたいという気持ちが滲み出ている。

恐らく我が子なりに状況がよく分からない中で理不尽さを感じているのだろう。

裁判所は、私がどんなに「連れ去り行為」が違法性が高いと訴えても、子供にとっても良くないことだと訴えても、連れ去った後の生活状況に問題が無いというだけで「連れ去り」を認めてしまう。

相手に黙って自分勝手に子供を連れ去る行為が認められてしまう今の日本の世の中はどう考えてもおかしい。

こんなことが許されている限り日本の社会から「一方的な連れ去り行為」は永遠に無くならない。

このような一方的な連れ去りや、子供と会わせてもらえないことが原因で事件や自殺に発展してしまうこともあると聞く。

事件や自殺に発展しないまでも、自分勝手に連れ去った相手を恨むことに繋がってしまう。

現在の日本の無秩序な制度が、起こらなくてもいいトラブルや事件、自殺を生み出している。

相手を出し抜いて、軽挙妄動に子供を連れ去ることを許してしまっている。

その結果、夫婦間の対立を煽ることに繋がっている。

非常に悪循環だし、国の在り方として極めて問題だ。

こんなことが罷り通っている日本という国が子供達のことを大切にしているとはとても思えないし、とても先進国とは思えない。

子供を連れ去るからには、DVや虐待等それ相当の正当な理由が無ければならない。

不倫がバレたからって子供を一方的に連れ去って、それが認められてしまうってどんな社会だよ!

今の子供達が大人になって将来結婚して子供を持った時に、今と同じ制度でいいはずがない。

その子供達の未来の為にも、DVや虐待等の場合を除き、親による一方的な連れ去り、引き離し行為を一日も早く禁止にすべきだ。

今の子供達が大人になって将来結婚した時に、安心して子供を持てる国になってほしいと切に願う。