こんにちは、豊洲市場のおさかなやです!👋 今日は、年始の食卓を彩る縁起物、あのパリパリとした食感がたまらない「数の子」についてお話しします。🐟✨



数の子とは、ニシンの卵巣の塩漬けです。このシンプルながらも魅力的な食材は、その独特の食感で多くの人を虜にしています。実は日本以外ではあまり利用されていない食材だそうです😳たしかに見慣れていないと奇妙な見た目かもしれませんね🧐

 

数の子の歯応え、そのパリパリ、バリバリ、プチプチとした食感は、まさに数の子ならではのもの。他の魚卵ではこうはいきません。この食感は、他のどんな食材にも代えがたい特別なものです。🍽️✨

数の子の原料となるニシンは、世界中の魚の中でもかなり重要な地位を占める魚であり、その生息地が広いことでも知られています🐟ニシンは大西洋や太平洋で漁獲されまが、特に太平洋で獲れたニシンの卵巣から作られる数の子は「本ちゃん」と呼ばれ、高級品として扱われます。🌊🐟

この中でも、特に太平洋カナダ産、アメリカ・アラスカ州のシトカ産、ブリストル産、そして日本の北海道産の数の子は、その品質の高さで非常に評価が高いんです✨これらの地域で獲れるニシンから作られる数の子は、その風味と食感が格別で、グルメな皆さんには特におすすめです。🍣🌟

 

 

数の子の見分けのポイントは、色が美しく(漂白されていないもので)、折れた部分が少なく形がきれいで、食感がポリポリ、パリパリのものを選びましょう!

数の子の美味しさを存分に楽しむためには、品質の良いものを選ぶことが重要です。そのパリパリとした食感を味わうために、上質な数の子を選んで、特別な日の食卓を豪華に彩りましょう。🎉🍴

 

 

そして今回はせっかくなので日本のニシン漁業の歴史について、重要な知識をお伝えしますよ!🐟🌊

 

昔の北海道では、ニシンがものすごく豊富に獲れたんです。20世紀初頭まで、北海道の海はニシンでいっぱい!

なんと今から100年前の1920年代には年間100万トンの漁獲量があったと言われています。2022年の日本の海面漁業のすべての魚の漁獲量が約300万トンだったことから、ものすごくたくさん獲れていたことがわかりますね😳

 

でも、その後、あまりにもたくさん獲り過ぎちゃった結果、悲しいことにニシンがぐんと減っちゃったんですよね…😢🐟※ただし乱獲の影響だけではなく、生息海域の移動があったという要因もあると言われています。

 

 

1960年代ごろには、ニシンはほとんど見かけなくなって、漁業も大ピンチ!一時は「ニシンがいなくなるかも?」なんて話も出たんです。

 

2010年代に入ってから「豊漁」と言われる年もありましたが、直近で漁獲量の多かった2021年でも1万4千トンとピーク時には遠く及びません…🚢🐟

 

それでも北海道では今でもニシン漁が行われていて、私たちの大好きな数の子の原料になっているんですよ!🍣✨国産の数の子は非常に高級品になったためなかなか一般では手に入らなくなりましたが、これから漁獲量が増えるとうれしいですね。

 

 

昔のニシン漁の大盛況とは違うけれど、今は大事に大事にニシンを守っているんです。さらに取り組みが必要とは思われますが、これからも、ニシンを愛して、美味しい数の子を楽しんでいきましょうね!👍✨

 

それでは、また次回も楽しい情報をお届けするので、お楽しみに!👋🌈✨🐟