NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の先を知りたい方にはオススメ。

北条義時、梶原景時、阿野全成、北条保子(全成の妻)を主人公にした4話の短編で構成されていながら、鎌倉幕府創業期の全体を簡潔に網羅し一体感ある作品になっている。1964年初版というからかなり古いが、永井路子の直木賞受賞作品だけあって文章も自然で流れるように読みやすい。

特に北条保子(鎌倉殿13人では「実衣」)は意図せず時代を動かすことになるかなり重要な役所。三谷幸喜は大河でどう描くかも楽しみ。

ブックオフ100円コーナーの掘り出し物 (笑)。