孔子は、乱れた世の中を正したいと考え、

政治家を志していました。

 

しかし、当時の中国で、

身分も後見もない孔子が

政治家として活躍する事は、

至難の業でした。

 

政治家として挫折した孔子ですが、

教育者としての名声は高まっていきました。

 

教育者として多くの弟子を持つ事になりましたが、

教育者としての名声は、

弟子への誠実な態度でわかります。

 

弟子に対して、

分け隔てなく教えを説き、

1人1人の個性に合わせた指導をして、

ここに教育者としての理想像が垣間見えます。

 

 

 

それがわかるエピソードを論語から引用します。

 

孔子は、弟子の冉求(ぜんきゅう)と子路(しろ)から、

「教えられたことをすぐに実行してよいでしょうか」

と、同じ質問をされました。

 

孔子は、冉求にこう答えました。

「すぐに実行することだ」

 

孔子は、子路にこう答えました。

「両親に相談すべき」

「すぐに実行なんてとんでもない」

 

同じ質問なのに答えが違う。

どういうことか?

 

それは人間が違うからです。

 

冉求は、消極的なタイプなので、

即断即行ぐらいが丁度良い。

 

子路は、人を押しのけてでも、

前に進もうとする面があるから、

抑え気味が丁度良い。

 

同じ質問をしても答えが違う。

それはその人自身に答えがあるとも言えます。

 

 

 

私は、毎年初詣をします。

何人かで参拝するパターンが多いです。

 

皆で、その年の一年の開運祈願をします。

 

その後、それぞれが御神籤をひくのですが、

御神籤からの答えは、皆、バラバラです。

 

御神籤の答えは、大吉で

その年に開運すると

書かれた御神籤をひく者もいれば、

その反対に、凶で、

厳しい年であると警鐘を鳴らされた者もいます。

 

違いがあるのは、当然です。

皆、運勢が違うし、

人生の段階が違う、

そして、皆で開運祈願と言っても、

それぞれの開運の意味が違う。

 

まとめて言えば、

人間が違うので、答えが違うのは当たり前。

 

そして、皆、御神籤をひいた後、

一様にこう言います。

「なんで御神籤ってこんなに当たるの!?」

 

神は何でも知っている。

 

 


孔子の弟子の育成を見ればわかりますが、

孔子は弟子を良く知っていたのでしょう。

 

良く知るは、愛。

良く知るは、誠。

 

 

 

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