儒教は、孔子を開祖とする古代中国に発生した思想。
倫理、道徳を高める修養によって、
自己完成を遂げる事を人生の最重要課題とします。
隣国の中国で生まれた教学ですが、
今日、日本であまりこの儒学に傾倒している人を聞きません。
仏教徒やクリスチャンに、
これまで出会った事がありますが、
儒学者に出会った事は、
記憶の範囲ではありません。
日本の儒学者の私のイメージは、
江戸時代あたりで活躍した印象で、
昔のイメージがします。
皆さんもあまり儒教に関しては、
これまで触れる機会はなかったのかもしれません。
儒教が、日本の一般人で触れる機会があるとすれば、
孔子の言行録である論語でしょうか。
その論語を読んだ事がなければ、
儒教とは全く無縁の人生、生活なのでしょうか。
実は、今の日本人にとって、
儒教の精神は、深く根付いています。
儒教は、日本の文化、風習に深く影響を与えています。
その代表的な例が先祖供養。
先祖供養と言うと、
仏教のイメージを持つ人もいるかもしれませんが、
それは間違いです。
本来、仏教に先祖供養という概念はありません。
仏教が発生したインドの死生観は、
輪廻転生であって、
命は、先祖から受け継いだものとは考えません。
先祖供養の概念は儒教によるものです。
儒教の考えでは、
亡くなった父の霊は、
再びこの世に戻って来て息子(長男)に憑依し、
なおもこの世で生き続けると考えられました。
そのように一族の霊魂は、
父(先祖)から息子(子孫)へと伝わり、
永遠にこの世に生き続けるという事になります。
儒教の儒とは、
古代の中国で、葬送儀礼を行った集団を、
儒と称したのでした。
儒とは、もともとは民間の祖先祭祀の儀礼を
専門的に執り行う人達を指していたのでした。
本来の仏教は、葬式はほとんどしないので、
日本の先祖供養、葬式の形式は、儒教によるものなのです。
しかし、実際、仏教は葬式仏教と揶揄されるように、
日本では主に、お寺である仏教で行われます。
何故、こうなったのか。
インドで生まれた仏教は、
中国を経由して日本に伝わりました。
この中国で経由した時に、
儒教が仏教と絡み合い、
このようになったのです。
だから、日本の仏教は、
お釈迦さんが説いた仏教とは大きく違います。
仏教は仏教でも日本仏教なのです。
この日本仏教は、儒教の影響をとても受けているのです。
*********************
『東洋の聖人カード』
実践アプリ版 (無料)
6枚の中から一枚を選んで、
東洋の聖人カードを実践しましょう。
出たカードが、
今一番必要なメッセージ。
要 クリック クリック クリック
↓ ↓ ↓
https://resast.jp/page/fast_answer/6188