物語には、当然ですが主役がいます。
この主役に魅力がなければ話になりません。
そして、この主役をより輝かせ、
物語をよりドラマチックにさせる存在が悪役。
強烈な悪役のキャラが、
物語を一層盛り上げる事は間違いありません。
なかには、主役を食っちゃうような
超強烈で魅力的な悪役キャラがいます。
アニメでその事を見てみれば、
容易に理解できるでしょう。
ラオウ(北斗の拳)
ディオ・ブランド―(ジョジョの奇妙な冒険)
フリーザ(ドラゴンボール)
ベジータ(ドラゴンボール)
シァヤ・アズナブル(機動戦士ガンダム)
勿論、まだまだ沢山います。
とても書ききれないぐらいいます。
皆さんもそんな悪役キャラをそれぞれ
すぐに思い浮かぶでしょう。
もし、これらの悪役がその物語にいなかったら・・・。
その物語はそれほどヒットしたのか。
とも思えてしまいます。
逆に言うと、
強烈にインパクトのある悪役キャラが物語にいると
物語は俄然面白くなり、作品は人気が出てくるのです。
出口王仁三郎の作品である預言書・霊界物語。
霊界物語に登場する、
最悪、最凶の悪役が高姫(たかひめ)。
この高姫、何から何まで強烈だ。
普通、物語の登場回数が一番多いのは主役です。
当然です。なんせ主役なのですから。
しかし、この霊界物語。
主役の素戔嗚より、圧倒的多く登場するのがこの悪役高姫。
これでは、もはや霊界物語は、
悪役高姫が主役なのか!?
と思えてくるぐらいです。
そんな高姫とはどのような存在なのか。
高姫は、ウラナイ教という悪徳宗教の教祖。
素戔嗚を異常なまでに敵視して、
自分こそが本物であると主張する。
ズバリ!高姫の正体は、
支離滅裂な教えで人々を幻惑させ、
悪の道に引きずり込む偽救世主。
高姫は、50代の女性。
(人生中盤以降の年齢という事でしょう)
体型は、ぼってり肥えて、お多福顔。
出っ歯で、歯が何本か抜けている。
顔は白粉で真っ白に塗り立てている。
高姫は、子分を連れて、
世界中を駆け巡る。
その目的は、珠を手に入れるため。
神力の宿る珠を手に入れると
世界を手に入れる事ができるため。
高姫の性格は、ハチャメチャ。
主張に一貫性はなく、
疑い深い、負け惜しみが強い。
おまけに屁理屈を並べる。
感情の起伏、喜怒哀楽、好き嫌いが激しい。
しかし・・・
不思議と憎み切れない高姫。
時折、反省し改心する。
残念ながら、一時でまた悪に戻るのですが。
少し愛嬌を感じるのは、
なんかコミカルに高姫が描かれている事にもよるでしょう。
霊界物語は預言書。
だから未来におけるノンフィクション。
従って、高姫も象徴的に描かれているが実在の人物。
今の世の中で、高姫を当てはめてみると・・・。
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