仏教の根本思想、仏法の大網である三法印。
その三法印とは。
・諸行無常(しょぎょうむじょう)
・諸法無我(しょほうむが)
・涅槃寂静(ねはんじゃくじょう)
今回は、その中の諸行無常について取り上げます。
諸行無常とは、
この世の存在する全てのモノは、
同じ状態を保つ事なく移り変わっていき、
永久不変なモノはないという事。
諸行無常は、天地の法則の根幹を成します。
人を、この諸行無常にあてはめると、
常に人は、変わり続けていなければならない、
という事になります。
変わらなくなった人は、
諸行無常という天地の法則から逸れていき、
この世に存在出来なくなってくる。
私が10代後半から20代前半の時は、
常に、自分が変わりたいという気持ちでいっぱいでした。
何をもってしても、
自分を変えるという前提で行っていました。
その時の私の人生観は、
自分を変えたい、変えたい、変えたい、変えたい、変えたい・・・。
それが主眼でした。
そんな私も良い歳になってきました。
今の私の人生観は、
自分を変えたい、変えたい。
だんだん年齢を積み重ねると
自分を変えたい気持ちが薄くなってきたようです。
やがて、自分を変えたい気持ちが消えていき、
もう変えなくて良い。
このままで良いと思うようになるのでしょうか。
変えたい気持ちがだんだん無くなってきたのは、
若い時の強烈に変えたい気持ちが功を奏し、
見事に変わったからでしょうか。
勿論、そんな事はありません。
変わる事にゴールも完成もありません。
ひたすら変わり続ける事が天地の法則です。
だんだん年齢と共に、変えたい気持ちが無くなるのは、
生命力が弱まってきたからでしょう。
現状を満足し、変える必要が無くなったと
捉える事も出来なくもないですが、
神人合一を目指し、その道を進むという観点から言えば、
現状を満足する事は、神人合一を放棄した事に他なりません。
生命力が満ち溢れていた時は、
絶えず、変えたい気持ちでいっぱいだった。
それが寄る年波で、
変えたい気持ちがだんだん萎えてきた。
突き詰めて言えば
生命力が衰えてきて、
この世に存在する役目を
終える日が近づいている。
今一度、天地の法則に雄々しく乗るのなら、
御魂の発動、蘇生が絶対に必要。
神社で参拝して、
御神徳をもらいましょう。
そうすれば再起動出来ます。
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