スピリチュアルに興味のある人は、
輪廻転生を信じている人がほとんどで、
前世に関心を寄せている人が多いです。
そういう人は、得てして、
前世の記憶の無い事が勿体無いと思っています。
過去の記憶として、
前世の記憶が残って欲しかった
という事でしょうか。
今生、人が生まれて来る時に、
人はそれまでの記憶が一旦忘れます。
言うなれば、過去世の事は、
生まれて来る時に、記憶喪失になるような感じです。
これは勿体無いのではありません。
邪魔だから記憶が消されるだけです。
記憶が消されるのは神の愛です。
記憶が残っていれば、
その記憶に振り回され、
新しい人生を歩めません。
前世の自分に思いを馳せるのは自由ですが、
前世が歴史上の人物である事や、
聖人、偉人である事は、
先ずないと思います。
（確率論的に言って）
普通に考えれば、
昔は、大概は貧しく、
苦労しながらの人生でした。
そして、人類の歴史とは、
戦いの歴史でもあります。
殺し、殺され、
非業の生涯を遂げるケースも珍しくありません。
人類がこの世に才能を遺憾なく発揮し、
人生を謳歌する為に生まれて来るのは、
そもそももっと先の未来の話です。
昔は、恵まれずに、
薄幸の人生で終わる事は、
寧ろ、一般的だったのかもしれません。
人は、これまで約５０回生まれ変わってきている
と言われています。
私の先祖は武士系。
私の勝手な自分の輪廻転生の予想では、
５０回生まれ変わった内の約半分は、
私は殺されて生涯を終えたと感じています。
さらに、その内の半分は、
味方、身内の裏切りにより、
殺されて生涯を終えたと感じています。
これが全部、
今生の私に明確に記憶として残っていたら、
この記憶があまりにも強烈過ぎて、
今生に集中する事が出来ません。
もし、そうだった場合。
一番腹が立つのは、
味方、身内に裏切られて、
殺害されたケース。
これが一番頭に来る。
縁が濃そうな関係なので、
こういう奴は、生まれ変わって、
また私の側にいそう。
そいつは、
今生誰に生まれ変わっているのか。
前世の恨みを晴らさなければ、
気がおさまらない。
復讐してやる。
記憶が残っていて、
今生誰に生まれ変わったのかがわかって、
見事に復讐したとしましょう。
その後、警察に捕まり、
裁判で犯行の動機を供述すれば、
私は無罪になり、
新たに次の復讐ターゲットに進めるのか。
そして、今生それが私の天命なのか。
それなら、来世は今度私が殺される方か。
輪廻転生して、ひたすらこれを繰り返さなければならないのか。
この世に生まれる理由は、御魂磨き。
出来るだけ、その目的が果たされるよう
神が協力してくれる。
その一つが前世の記憶が消える事。
それならば、その神の愛に甘えて、
今生に心置きなく集中しましょう
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