出口王仁三郎は、神懸りを下記の三種類に区別しました。
・「帰神」(きしん)
主神(宇宙の絶対神)と和合する状態。
・「神懸」(しんけん)
正神界の神憑りで、エンゼルが人間の精霊に降りる状態。
・「神憑」(しんぴょう)
邪神界の邪神、邪霊が人間の肉体に侵入して罪悪と虚偽を行う。
一口に神懸りと言っても、
正神界と邪神界があります。
この場合、正神界なら神懸りになりますが、
邪神界なら神憑となり、
神懸りになりません。
邪神、邪霊に憑依されているという事です。
そして、一口に正神界と言っても、
高級なものもあれば、
低級なものもあります。
どこの世界でもピンキリなのです。
これらを見分ける事を審神(さにわ)と言い、
見分ける人の事を審神者と言います。
例えば、ある人が神を呼べると言いました。
ここで考えなければならないのは、
本当に神を呼べるのか。
神を呼べるのなら、
その神は正神界か邪神界か。
正神界の神を呼べるのなら、
その神は何という神なのか。
これら見分けるのが審神です。
正神界の神を呼ぶ事は簡単ではありません。
そして、呼んだ神の正邪の見極め(審神)も
また簡単ではありません。
万能の天才・出口王仁三郎の秀でた才能は沢山ありますが、
取り分けこの審神の能力は特出していました。
出口王仁三郎たらしめていたのは、
この審神の能力であると私は思っています。
<鎮魂帰神術>(ちんこんきしんじゅつ)
神を修行者の肉体に懸らせて、
神と問答をして正邪を判定(審神)します。
この修行法は、神の実在を体感する方法として、
出口王仁三郎が主に行いました。
しかし、邪霊に憑依される危険があり、
そして、修行者が霊体験や修行法ばかりに関心がいき、
肝心な信仰の確立が疎かになる可能性が出て、
やがて禁止されました。
当初、出口王仁三郎が弟子達に
鎮魂帰神術を行ったら、
弟子達が皆、魔にやられたそうです。
それで、出口王仁三郎が嘆き、
中止に至ったそうです。
私が占い鑑定で提唱しているのが、
占い鑑定とは占いの神のお取り次ぎという概念。
では、この占いの神のお取り次ぎには、
魔にやられる事はないのか。
たった一つの鉄則を守れば、
魔にやられる事は決してありません。
では、そのたった一つの鉄則とは・・・
それは・・・
鑑定客への”愛”
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