こんばんは、久ぶりの投稿になりました。


いつも庭先でチョコチョコと駆け回ったり、上昇しては下降して特徴的に飛びまわったりしているセグロセキレイ。白と黒の模様もかわいらしい日本固有種の鳥のひとつ。


あまり近づき過ぎると逃げてしまうので写真撮影には一苦労しました。地面を駆け回るのも小さな体の割りに早いんですあせる


セグロセキレイ1

セグロセキレイ(背黒鶺鴒)
 [学名]Motacilla grandis
 [科]セキレイ科
 [目]スズメ目


ハクセキレイの記事を投稿した時にも紹介しましたが、「ニハクナブリ(ニワクナブリ)」の名で、『日本書紀』 に登場する鳥です。


伊弉諾神(イザナギノカミ)と伊弉册神(イザナミノカミ)が國生みのときに、鶺鴒(ニハクナブリ)が頭と尻尾と振るさまを見て、男女の交合の方法を知られた…。


遂將合交而不知其術 時有鶺鴒飛來搖其首尾 二神見而學之 即得交道

【遂(つひ)に合交(みあは)せむとして其(そ)の術(みち)を知(し)らず。時(とき)に鶺鴒(にはくなぶり)有(あ)りて、飛(と)び來(き)たり其(そ)の首(かしら)尾(を)を搖(うごか)す。二神(ふたはしらのかみ)見(み)そなはして學(なら)ひて、即(すなは)ち交(とつぎ)の道(みち)を得(え)たり。】

~『日本書紀 卷第一 神代 上』 四段 一書第五~


セグロセキレイ2

長い尻尾を上下に動かす特徴をよく掴み、古代の人々の想像力が際立つ神話のひとつといえます。後姿もかわいらしいですね。