昨日と今日は雨降り模様…雨


雨樋の水が注ぐ場所は水溜まり、浅い池のようになって、ラベンダーが水浸しですあせる


豊の散歩道 ~豊国を歩く~ Toyo no Sanpo-michi-梅雨空の下の水溜り


そんな梅雨の空の下で、アジサイの花が庭に彩りを添えていますあじさいかたつむり


豊の散歩道 ~豊国を歩く~ Toyo no Sanpo-michi-アジサイ(2)

豊の散歩道 ~豊国を歩く~ Toyo no Sanpo-michi-アジサイ(1)

豊の散歩道 ~豊国を歩く~ Toyo no Sanpo-michi-アジサイ(3)


ガクアジサイ【額紫陽花】

 [学名] Hydrangea macrophylla

 [科名] ユキノシタ科


同じ庭にあって、年毎に紫色や桃色の違った色の花を咲かせるアジサイ。大きな花びらのように見える、その真ん中の小さなのが花なんですね。たくさんの花が集まって、ひとつの花にみえるアジサイの季語は『夏』。梅雨の季節の風物詩ですよね。


『万葉集』にも2首が掲載されています本サーチ


事不問 木尚味狹藍 諸苐等之 練乃村戸二 所詐來

【こととはぬ きすらあぢさゐ もろとらが ねりのむらとに あざむかえけり】

【事問はぬ 木すら味狹藍 諸苐等が 練のむらとに 詐むかえけり】

~『万葉集 卷四』 (七七三) 大伴 家持(おほとものやかもち)~


(歌意)

言葉を交わさない木でさえも、アジサイの色のように移ろいやすくあるものです。わたしは、身近にいる諸弟たちの巧妙な言葉に欺かれてしまいました。


安治佐爲能 夜敝佐久其等久 夜都与尓乎 伊麻世和我勢故 美都々思努波牟
【あぢさゐの やへさくごとく やつよにを いませわがせこ みつつしのはむ】

【安冶佐爲の やへさくごとく やつよにを いませ我せこ みつつ思のはむ】

~『万葉集 卷二十』 (四四四八) 橘 諸兄(たちばなのもろえ)~


(歌意)

アジサイの花が、幾つも重なって咲きくように、末永くお元気でいてください。愛しい人よ。わたしはその立派さをみながらお慕いしましょう。