大分県玖珠郡玖珠町の山中に、スポットライトがあてられていない滝がある。
走落川に流れ、この滝から1.2㎞ほど先の下流まで流れると、「日本の滝百選」として知られる西椎屋の滝(にししいやのたき)の下流(約400m)、日出生川(ひじうがわ)に合流する。
小川内の夫婦滝(おがわちのめおとたき)
[所在地] 大分県玖珠郡玖珠町大字日出生字小川内
[落 差] 50m
[宇佐市からの経路]
国道387号線(宇佐市院内町下恵良)から県道409号線へ…「道の駅いんない」から約5㎞の地点。
県道409号線を進む…「羽馬礼」方面へ約6.7㎞。
「日出生」方面へ右折して進む…約2.2㎞。南院内小学校の羽馬礼分校を通過して進む。
右折して進む…小道を約1㎞進むと、左手後方に見えてきます。
※滝への小道はコンクリート舗装ですが、車の離合不可能な箇所がほとんど。徒歩がおすすめ。
ある情報によれば、この滝は(日頃、水量が少なく、水が流れていない)「涸渇」の滝であるらしい…。
確かに滝の上流、走落川に架かる牧原橋から川をのぞくと水量は少ないようだ…。
日頃は涸渇の滝「カラ滝」であるという情報も嘘ではないかと思われるほど、勢いのある滝で、滝から約300mほど離れている場所から、この滝を見ることができる。水音も大きく聞こえてくる。
男滝と雌滝の2条の流れが寄り添うことから夫婦滝(めおとたき)の名がある。
この滝までの小道の先は「行き止まり」。棚田の見える断崖絶壁に極めて狭いコンクリート舗装、おそらく農作業用の道路かと思われる。
急カーブの箇所もあり、徒歩が断然おすすめ。徒歩で行かれる際も、車で行かれる際も足元や車など、くれぐれもお気をつけください。
滝のすぐ近くにある棚田の景色も風情があり、断崖絶壁と針葉樹林の緑のなかに、約300m先に見える滝。のどかな風景ですが、少しだけ覚悟は必要かも(笑)
行かれる際は、農作業や近所に住まれている方々の生活の邪魔にならないよう注意してくださいね。