おはようございます。
鰹のタタキを買ったのに食べるのを忘れていた重本孝です。
#安い割にはタンパク質豊富で最高
「何も言わない」のとはまた異なる「放っておく」の本質。
本日のようなテーマで書く際、まずは私が独身で子育てをしたことがない、すなわち親目線なるものが持てない人間であることを事前にお伝えしておきたいです。
これは何も「親の気持ちがわかりません」と、ホッケのように開き直りたいわけではなく、自分だったら知っておきたい情報ということと、やはり話には説得力って絶対付きまとうので、そこができるだけ分相応なものになればいいな〜・・などと考えてお伝えさせていただくものでありますので、何卒ご了承いただきたく思います。
さて、この仕事をしておりますとやはりしょっちゅう保護者様から「(子どもに対して)どう接したら・・・」風味なご相談を承ることが街中にみかける塾の数程度には多いです。
私は19歳のピッチピチの学生講師の頃よりこの26年間実にいろんな生徒さんを見てきましたが、精神的に余裕のない状態で勉学への姿勢が上向いていく子っていないです。
これは逆に言えば、勉学への姿勢が上向くときというのは必ず精神的に余裕のある状態であるということになると思います。
ということはやはり生徒さんにとって大切なのは、まずは精神的に余裕が持てる環境で日々が過ごせているかどうかということになります。
そんなこんなでお家で生徒さんを詰めるような行為は100那由多害あって1利無しです。
大人だって、もし仕事行って、家帰ってきてそこでなお仕事のプロセスやら、仕事の結果やらと家族に言われたらたぶんシンドイですよね。ましてや結果出てない自覚があるところに追撃で言われたりしたら・・・
思い出していただきたいのですが、学校だって日々きっつーなことや、トホホなことは起こりまくります。
そうやってお仕事にせよ勉強にせよ他者から詰められる可能性がある場所では人間って仕事や勉強に対してガードを堅めることに意識がむいて、自発的に、および前向きに物事を考える余裕が持てません。
例えば、大人で言えば行きたくない飲み会と行きたい飲み会の違いの本質はここで、要は何がしかのガードを堅めつつ飲み食いするのか、ゼロガードで飲み食いしていられるのかがポイントで、それはそっくりそのまま中高生にも当てはまり、中高生にとってお家にいるときもガードが必要な状況っていうのはなかなか余裕が持てません。
そういうこともたぶんあって、特に自我がムクムク育ってから以降は子どもは「放っておく」のが良いみたいなことが巷でちょくちょく言われますし、実際私も言葉にすればそんな言い方をさせていただいたこともあったかもしれません。(個人的な感覚ではもはや「放っておくしかない」に近いです)
ただ、この「放っておく」ということの本質は、イコール「(勉強的な切り口で)接しない」とか、あるいは「(勉強のことを)何も言わない」とかといったこととは実は少し違うと私は経験上思います。
今述べました「(勉強的な切り口で)接しない」・「(勉強のことを)何も言わない」というのは「放っておく」を目指してそうなるかと思うのですが、理想は「放っておく」は目指すものではなくて、結果的に気づけばそうなってるという状態、つまり”理想”が実現された際の副産物であるというのが一番であると私は思います。
ではその”理想”とは何ぞやと申しますと、それはズバリ保護者様に余裕があるということになると思います。
余裕があるから結果的に「放っておく」になっているというのが良いかと思います。
たぶんこれは10年以上塾講師をやっている人を100人集めて、ある塾講師と保護者様が面談している様子を別室のモニターか何かで10組分くらいチェックしたらおそらく90人以上の講師が「ここのお家の子はたぶん時期が来たらそのうち勉強し出すんちゃうか・・」あるいは「ここのお家はちょっとこのままだとお子さんが2学期以降、あるいは受験生なったときヤバイかも・・」っていうのは意見が一致するんじゃないかって思います。
お子さんがどんな成績になっても保護者様に余裕があるかどうかっていうのはそれくらい個人差がありますし、また経験上それは生徒さんの持つ余裕とそっくりそのまま比例します。
さて、、、じゃあどうやってその”理想”の状態になるねん?っていうのは、具体的な事例も交えてまた明日バラの花を口にくわえながらお話させていただきたいと思います。ご興味のある方はお付き合いください。
本日は以上です。
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
ご興味のある方はコチラ。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓