おはようございます。

 

「既婚に不思議の既婚あり、未婚に不思議の未婚なし」というツイートに妙に納得させられた重本孝こと未婚です。

 

#・・・。

 

 

 

 

人が変わったように勉強し出すとき、そこには必ず何らかの快と不快がある。

 

この仕事をしておりますと、だいたい夏前から9、10月くらいにかけて人が変わったように、そう、例えるなればカレーパンマンが食パンマンに変わったかのような(ピンと来ないたとえ)変容具合で勉強し出す子を見かけることがあります。

 

また、そんな180度!!とまではいかなくとも、明らかに「うん、、、なんか変わったな。。」という程度には勉強をし出す子がいます。

 

 

で、結論から申せばそういう子っていうのは、これまた毎度おなじみコンフォートゾーンが変わったということになるんです。


要はどういった状態が落ち着くか?ってことです。



例えば、、、、

 

ビフォア:土日は1日中ダラダラしていた

 

アフター:土日も朝から晩まで自習室に行くようになった

 

だとしたら、ビフォアのときっていうのは【土日は1日中ダラダラしていた】っていうのが潜在意識的に一番ラクなんですね。

 

ところがアフターの、【土日も朝から晩まで自習室に行くようになった】という現象が起こった場合というのは、何らかの事情により、これまでの【土日は1日中ダラダラしていた】っていうのが一転して今度は潜在的に不快な状況になったということになります。


 

これは広告に関する本で読んだのですが、人間が行動を起こすときというのはズバリ2つしかないと。

 

1つは快楽を求めるとき、そしてもう1つは苦からの脱出を図りたいときであると。

 

もうどの本だったかも忘れてしまいましたが、ただ今となっては、これも個人的な経験則による肌感なのですが、やはりどうも【苦からの脱出を図りたいとき】の方がそのエネルギーはすごいような気がしてなりません。

 

 

素人考えではありますが、どうしても「快」を求めようとするときって、「別に“他の快”でもいいか・・」とか「まあ、、、別にこの“快”は無くてもいいかな・・」とかになり易く、そのエネルギーとしては弱いと思うんです。

 

これまた例えるなら、「お金持ちになると毎日ブランドものの服着ておいしい食べもの食べられますよ。」よりも、「貧乏になると何年もずっと同じ服着て、食パンのミミが主食になりますよ。」の方が「なんとかせな・・」のエネルギーになり易いみたいなイメージです。

 

もっと言えば、「このままじゃヤベー・・」が成層圏突破(異世界突入)までのエネルギーになり、その後、徐々に「こうなったらアツいよな・・」にエネルギーが切り替わる感じが実態に近いようにいろんな人を見てて思います。

 

 

塾講師をやっていると、親が力めば力むほど、親が焦れば焦るほど、そして親が手をかければかけるほど、子どもはその逆方向に行くに近い悲劇をたくさん見るのですが、これって結局、対親との心理的な戦いが無い状態、つまりゴニャゴニャ絡まれない状態がその子にとっての今一番の【苦からの脱出】になっているので、変な話“他の苦”に目を向ける余裕が無いのではないかと思います。

 

大きな「苦」が存在する時って、相対的に他の「苦」って小っちゃくなっちゃうじゃないですか。それだと思うんです。


#BGM あみん


 

ところが皮肉な話、その逆で、お家の方がむしろ「自分で頭打ったらエエわ!」とか「あの子の人生ですから。」みたいな感じで、達観しておられるお家の子(「親からは何も言われません」って塾の先生に言う子)って、まあ、はっきり言うと実際呑気・ホーテな子もそれなりにいるのですが、ただこういう子の方が多少気づくのが遅かったにせよ、「いやいや、、ヤバイヤバイ・・」ってなって、どこかでコロっと変わる光景というのは案外あったりします。

 

 

そんなワケで勉強習慣が変わるときって、まずは「このままじゃマズイ・・」の人生のアラームが作動して、その後しばらくすると「ああ、、この学校に入れたらいいのに・・」の流れになるというのが私が見てきた中では“人が変わったように勉強する”の一番多いパターンかと思います。

 

というか卒業生の中で“人が変わった”子ってほぼほぼ全員に受験終わってから「君、なんでそんな急に勉強するようになったんやったっけ?笑」みたいな質問をするのですが、「いや、このままじゃヤバイと思いました。」以外のセリフって私が忘れてる可能性もありますが、たぶん無かったような気がします。

 

 

 

余談ですが、かく言う私も英語を勉強し出したのは大学2年でいきなり中1〜中3の英語の担当者になったときでしたし、数学理科を勉強したのはEXIT事件のときで、いずれもスーパーアトミックゴールデンレトリバーモウストデンジャラス「このままじゃヤバイ!」が発動したときでした。恥


#中学時代3年間の塾通いより上記の状態での2週間の方が伸びた

 

 

 

 

本日は以上です。

 

 

 

 

 

ではまた。

 

 

 

 

 

 

【究永舎】

2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。

 

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