おはようございます。

 

不意に焼肉が食べたくなる感情に「エモい」「バブみ」などの形容詞、ないし名詞が欲しい重本孝です。

 

#胃的に若い時ほど食べられないのが悲しい

 

 

 

量が足りない受験生に限って効率を求めて受験産業の養分となる。

 

世間一般で受験界にとって9月、10月と言えば、スタートの遅い受験生を始めとして、受験産業の養分・最後のひと搾りを刈り取る季節となっております。


#いきなりなんちゅうこと言うんだ



そしてだいたい文言としては「残された時間で効率よく学力・偏差値・点数が高まる!」という攻め方が多いようです。

 

 

究永舎では私が“こんな感じ”なので、「効率の良い・・」云々をたずねてくる生徒さんはとっくにいませんが、ひょっとしたら今これを、現高1や来年度の新高1の残された座席を考えてくれている生徒さんがお読みかもしれないので、日頃教室でよくするお話をさせて頂きます。

 

 

 

 

 

 

 

まず結論、量無しにして効率は生まれません。特にこれは大学受験のようなまあまあ絶望的な継続を要求される分野においては絶対だと言えます。

 

 

理由をご説明します。

 

まず「効率の良い勉強」とは「無駄がない、および、無駄が少ない勉強」であると定義されていると思います。

 

それではその「無駄がない、および、無駄が少ない勉強」とはどのように生まれるのでしょうか。

 

これには2パターンあると思います。

 

まず1つ目は自分で会得するカタチです。

 

イチローさんの名言として有名な「遠回りするのが一番の近道」という言葉があります。

 

おそらくこれは、いろいろな練習やチャレンジを長期に渡って試し続けた先に、「あ、これはオレには合わないな。」とか「うわ〜・・これ無駄やったわ・・」が分かる、つまり“地雷の位置(無駄なモノを無駄なモノだということ)”が分かるので、それによって地雷を迷わずスルーした上で、その歩みを進めることでき、これが結果的に効率の良い勉強法として成立しているというパターンです。

 

「この道を行けば失敗するよな・・」を経験することで、結果的には最短の道を選べるというわけです。

 

やはり量はこなさないといけません。

 

 

 

次に2つ目です。

 

これはめちゃ珍しいパターンです。

 

それはその道のサクセスサンプルを多く抱える経験者から「こうすれば良い」ということで最初から道を示してもらうパターンです。

 

 

ただ、多くの受験産業はこのルアーを使うのですが、人間の本質を考えた際、もしこの手法が成功確度を保証するものなのであれば、おそらく自己啓発書の類は世の中にせいぜい2、3冊で事足りるはずですし、経営者が読む本は松下幸之助さんの本だけでも良いはずです。

 

 

ではなぜこの形では上手くいかないのでしょうか?

 

 

それは理由は単純で、人間という生き物は、半年後、1年後、2年後に今とは良い意味で違う自分になるための継続が苦手、、、というか基本的にデキないからです。

 

話を受験に絞って言えば、例えば「こうやってみ!」と伝えたときの受験生の行動はまず2つに分かれます。

 

①言われたことをとりあえずそのままやる

②なぜか言われたことと違うことをやり出す(英語の音読を全然やらないタイプ)

 

今回②には触れずに、①について考えます。

 

基本的に「効率の良い勉強法」をたずねてくるタイプの人で継続ができる人はいません。

 

継続ができない、つまり量をこなせてきていない分、「これは自分には合っていない」が自信を持って把握できておらず、仮に人の言う通りにやったとしても、結果が出ないとスグに「これは自分には合ってないかも・・」と常に自分にはベクトルが向かずに、「他の“効率の良い方法”」に目が移ってすぐに“浮気”します。

 

そうして本来登るべきところの山の同じ標高をグルグルグルグルと回り続け、いよいよ時間が無くなってから模試なり実力テストなりの結果が出て偏差値や得点が、、、「全然足りねぇじゃん!!」(by武富士)となります。

 

#申し訳ございません

 

 

ただ①タイプの人、つまり、その道のサクセスサンプルを多く抱える経験者から「こうすれば良い」ということで最初から道を示してもらうパターンでサクセスする人がいるとしたら、それは言われたことを鬼の継続で結果が出るまで実行し続けた人でしょう。

 

そう、やはりいずれにしても「量」は絶対条件なのです。

 

 

効率は「量」の先にしかないという所以です。

 

 

というか究永舎で自習する高校生は、受験生に限らず、北野の生徒さんをはじめとして「お主、デキる人と見た・・」というキャラは座ってる雰囲気で分かると思うので、そういう人が何をやってるか手元見て下さい。

 

ふつうに問題解いたり、文系の子だったら赤シートとかで隠してエグみのある集中力でひたすら暗記してるだけなはずです。(しかもときに効率悪くね?と思われることですら面倒臭がらずブルドーザー並の馬力でやり通すからタチが悪い)

 

つまりその瞬間にやってること自体はみんなほぼほぼ同じなのです。


 

「勉強の正しいやり方」や「特訓講座への課金」で偏差値が上がると考える人は他塾へ、サクセスする受験生とはこれいかに?を毎日生で確認したい人は究永舎で一緒に頑張りましょう。


#スタバと同じで結局塾も“空気”が実は大事っス

 

 

 

 

本日は以上です。

 

 

 

 

ではまた。

 

 

 

 

 

【究永舎】

2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。

 

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