おはようございます。

 

阪大志望の子が河合の全統記述の数学が偏差値70弱だったのですが(ていうか全科目70前後)、ご本人曰く「数学、、全然力ついてる気がしません。。」とアセっているのを聞いて、反対に、今頃この受験界の片隅で「(偏差値60弱の)今から死ぬ気でやればまだ阪大間に合いますか?」と初対面の大手予備校進学アドバイザーに聞いて、“進学校の生徒だから”だけの情報から「まだ行ける!夏期は絶対この先生のこの講座と、こっちの先生のこの講座と、それからこの先生のこの講座と、この先生の講座と、あとお盆の時期の○大対策講座は絶対取った方がいい。」と背中を押されている特攻兵(受験産業の養分)を想い、笑い涙が止まらない重本孝です。

 

#歴史は繰り返す

#きけわだつみのこえ2024

 

 

 

 

 

ちなみに、明日も朝10時の面談にはじまり22時過ぎの授業終了までノンストップなので、頂いたメールの返信が全部22時半以降の夜になる可能性があることをご了承下さい。。。

 

 

 

 

文理選択についての事実ベースの話。

 

昨日高1クラスでも再度確認したのですが、改めて文系理系の難関大受験生としての勉強量の、簡単な違いはこの時期の高1生には認識しておいて欲しいと思います。

 

#以前書いたのと内容かぶってます

 

 

 

まず国公立で共通テストを受けるという意味では文系は社会暗記が2つあるので感覚的にはそこまで差はないのなかとなんとなく思います。

 

ただ大阪の子で言えば、京阪神の2次試験レベルとなると・・・

 

文系:英数国(社)

 

京大は2次で社会がありますが、阪神は英数国で、阪大の文と外国語は英国社での受験も可能です。

 

ただ阪大文・外国語を社会で受ける受験生以外、つまり大半の受験生は実質英数の2科目だけをフルスイングした勉強をすれば受かります。

 


 

一方、理系:英数理(国)

 

京大だけ国語がありますがド無視でオッケーです。

 

そこでまずは実質、みんなが英数理の3教科になるのですが、実際は文系数学と比べると数3がありますし、理科は物理・化学・生物のうちから2つを選ばねばなりません。

 

化学は暗記も多いですし、数物は自分が「持ってる側」なら良いのですが、「持たざる者」であった場合、修羅の道確定です。

 

 

まとめると、文理学科生に多い、京阪神を目指す理系は文系と比べて、プラスアルファで・・・

 

【数3】

【化学】

【物理or生物】

 

・・の分だけ、ボリュームが多いということになります。

 

※国語はマジで気にしなくてオッケー牧場

 

 

これまた以前も書きましたが、受験が大好きな人なんて誰もいません。

 

それなのに【数3】【化学】【物理or生物】をわざわざ上乗せするというのは相当な理由、いわば、それをやらざるを得ない理由が必要で、「文系科目が苦手だから・・」や「なんとなく理系の方が“上”っぽいんかな〜・・って・・・」くらいのノリで選ぶというのは、お尻を出した子一等賞くらい言っている意味がよく分かりません。

 

もちろん世の中には純粋にいろんな科目を学びたいという知的な理由でそうした科目を学ばれる学生さんもおられるかとは思うのですが、たぶんなんですけど、結構な人が結果的に見たら文系か理系かという最初の2択を間違えてしまって受験産業の発展に寄与しただけで、自分やご家族は時間とお金を擦り減らしただけ・・・になっているケースというのは後を断たないと思うんです。

 

#「違う!」というのなら全然それでよいのですが・・

 

 

私は自身が、生徒さんが通っているような進学校に通っていたわけではないので、今この仕事をなぜかやっている過程で初めて進学校のいろんな実態を客観的に垣間見させてもらっているわけですが、その中で、毎年毎年学校のテストの分布表を見たら、結構な高3が数学や物理で受験的には話にならない状況に陥っているのを目の当たりにして「勉強する気ないのになんでわざわざシンドイ理系選んだんやろ・・」というのが不思議で仕方ありません。


甲子園目指す気ないのに野球強豪校に入部みたいな印象です。

 


マジで大学受験は“ハイキング”とかいう風味な道のりじゃないので、どうせ塾・予備校に通うんなら、カリスマ講師とかはさておき、とかく「そっち行ったら危ないよ。」を言ってくれる、つまり、「ずっと最後まで自分を見てくれる人」をガイド(案内人)として探した方がいいと個人的には思います。

 


 

 

本日は以上です!

 

 

 

 

 

ではまた。

 

 

 

 

 

 

【究永舎】

2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。

 

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