おはようございます。
お刺身を食べた際にワサビのミニ塊を気管に吸い込んでしまい三途の川が見えた重本孝です。
#危うくペイペイで六文銭払うところ..
昨日中3の子に話した、高校受験より大学受験の方が“まだマシ”な唯一のポイント
結論から述べますと、、、、
「自分の苦手科目の配点を縮小(or削除)して受験できる」
ということになります。
昨日、中3の子にまずウォーミングアップで話したのは・・
「高校受験レベルの暗記なんてみんなが本気でやれば余裕でできるけど、大学受験はごく一部の人をのぞいて記憶力だけではどうにもならないんどすえ。。。」
ということです。
暗記量のヤバ味が過ぎるので、とにかく狂おしいほどの「継続力」が無いとどうにもなりませんと。
中学の定期テストレベルでそんなに塾で自習なんてしないけど、1日2日の勉強で理社90以上サラッと取ってくる子と、塾で10時間くらい自習して80点台の子だったら、大学受験でなんとかなりそうなのは後者です。
たぶんこれは多くの方に共感されないかもしれませんが、高校受験、大学受験とダブルでその責務を負う私からすれば、最終的な“保護者様への顔向け”という観点で考えると、前者は高校受験後(次の受験)に恐怖しかないのに対して、後者の子は高1の後半くらいから“カタチ”には徐々になってくる未来が見えます。
要は直前の数時間でサラッと90以上取れるのもスゴイんですけど、中学生で自習室に10時間くらいこもれるっていうのも実はスゴイ話で、大学受験においては“スプリンター”よりも“マラソンランナー”の方が生存確率が高いことをその経験上知っているが故に・・・まあ、そういうことなんです。
#どっちでもない子が普通
で、そんな話をうにゃうにゃした後に話したのが、
「ただ・・・先生(私)思うに、高校受験より大学受験の方がまだマシ!みたいなポイントが唯一あって、それが・・・自分の苦手科目の配点を縮小(or削除)して受験できる。」
ということです。
まず前提として、これも常日頃、教室では「数学の才能があるというのが決して手放しで喜べるものではない。」みたいなことを言うのですが、例えばその数学が高校生以降もめちゃくちゃデキる子がいたとして、多くのそういう子っていうのは大学受験では理系の学部を志望校に選ぶのですが、そうすると上位の大学になればなるほど、ライバルも通ってた公立中では数学が学年でトップスリーには入る実力で、高校以降もさして数学で苦労を感じてない・・みたいなのばかりになりますから、その中で勝ち抜くって結構キッツーです。
要は中学校でエースで4番でも上のレベルになっていけばいくほどチームメイトもみんな「子どもの頃からエースで4番 白球追いかけ大人になって力でつかんだ背番号」みたいな世界線となるわけなんですね。
#元気ハツラツ
#オロナミンC
「消えた天才」っていつの時代のどこのジャンルにもいて、やはり“才能プラスアルファ”がないと最終的に上のレベルで成果を挙げるのは至難の技なのかなと。。。
そういうワケですから、例えば今高1で進学校入学以降、数学で苦労してなくても、今この空の下のどこかにいる未来のライバルたちも“同じ感じの子”が大半ですからやはり「消えた天才」にならないためにも「実は変態」と言わんばかりの努力が求められます。
そしてそうした点で言えば、これまた例えば、大阪の公立高校受験の子とかだったら、英数国理社って全て90点✖️1.4となって、数学が激弱の子とかだとかなり痛尾係長なのですが、これが大学受験とかだと各大学の各学部によって試験科目や配点が異なりますから、「自分の苦手科目の配点を縮小(or削除)して受験できる」というのがあるんですね。
要は戦略ミスさえしなければ自分のウィークポイント(英語以外)を抑えつつ、反対にストロングポイント(英語含む)をとことん生かす戦略で勝負をかけることが可能・・というかふつうは「受かる」ということだけにこだわるのであればそうしないといけません。
ですから数学が得意な子が京大工を志望したとなると、共通テストはそこそこに是が非でも2次試験の数学と理科を“ハズす”ということは避けないといけないので、「実は変態」という領域へとその鍛錬を消化させないといけなかったりします。
その一方、「数学・・・F※※K Y※U!!!!!!!!!!!!!!!!!!」みたいな子でも、大学受験の場合は、これまたわりかし似たテイストの人たち同士が同じようなところを志望する傾向がありますから、その環境が受験生としての自身と苦手科目への緩衝材として機能してくれる側面があったりします。
ですから後は避けなければならないのは戦略ミスです。
先ほどの京大工志望の子が共テの社会の配点にビビったり、2次試験の国語を気にして、国社も含めて器用な勉強に立ち回ろうとしたり、数学苦手な子が阪大は英語推しで入ったるで!みたいに考えて神大目指す子に近いバランスで英数を自習したりしてしまうという自体だけは避けねばなりません。(ちょっとここのニュアンスを上手く言葉で表現できません・・・)
あとは阪大文や外国語を社会で受ける子や公立大水準の子の「関関同立の選択科目のことはちゃんと頭に入れて勉強しているのかい?」問題など、その戦略面で考えねばならないことは特に文系の子などは多岐に渡ります。
とにもかくにも、そうした先々のことを考えると、例えば「数学が苦手・・」というのは将来的なスーパーウィークポイントにはなりません。
ただその一方で英語などは文系理系問わず“デキない”のは大学受験においては死ぬほどイタイですから(できないのが普通なんですけど)、そうならないためにはやはり「阪神レベルの英語やったら思てたほどムズない!」となる程度の「継続力」っていうのが最終的には大事になってきます・・。
・・まあ、そんな話を昨日の中3生にはした次第です。
話がややこしくなってしまった感じで申し訳ございませんが、本日は以上です。
あと、、、、、、、夏期の時間割がそろそろ完成するので、ご興味ある方は面談ご予約のメールをHPより頂けたら嬉しいでございます。
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
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