おはようございます。

 

事務関係の仕事への及び腰から仕事が溜まってしまい、毎年年末が近づいてくると自分をドツきたくなる重本孝です。

 

#去年まで4年間頼んでた子が就職して今年は地獄です..

 

 

 

 

自習って何ですか?①

 

たまに教室にて生徒さんに

 

「受験勉強とダイエットは多くの人が継続できないなど共通点がめちゃめちゃいっぱいあるけど、決定的に違うポイントがある。。。」

 

という話をすることがあります。

 

それはどんなポイントかというと、ダイエットは化学だけれど、受験勉強は心理学ってところです。

 

ダイエットというのは、体重をキープしたいと思っている人と体重を減らしたいと思っている人がそれぞれ同じ代謝で同じアンダーカロリーを続ければ、多少体質の差などはあれど、両者は確実に同じ度合いで痩せていきます。

 

一方、受験勉強というのは、どうしても身に付けたいと思って問題を解く人と、他者から「やれ。」と言われて嫌々問題を解いた人とでは、それぞれが同じ先生に習って同じ問題を解いても、その記憶の定着度合いには雲泥の差が出てきます。

 

「太りたくないのに太る」という人は私を含めて世の中に数え切れないくらいいると思いますが、「数学なんか身に付けたくないのに身に付いてしまう」という人はなかなかいないと思います。

 

 

以前も脳幹網様体賦活系の話に触れたことがあったのですが、脳科学的に説明されるまでもなく、我々は学生時代の同じクラスの全く興味のない子の顔や名前や誕生日は忘れても、好きだった男の子や女の子の諸情報は今でも覚えてますし、「おもしろかった先生」・「好きだった先生」の話していた内容もいくつかはいまだに覚えています。

 

我々は機械ではなく誰もが人間なので、素人だろうが何だろうが、基本、何事も大なり小なり脳科学的観点からの心理学は意識した方がいいし、世の中は正論より感情論だということも前提とした上で正論を唱えるなり邪道を歩むなりした方がよいと考えています。

 

 

以上、雑ではありますが、受験勉強というものを考える前に、まずはここまで述べてきましたような「人間だもの」な大前提は受け入れて頂けますでしょうか⁇

 

少なくとも私はここまで述べてきたことをベースに生徒さん・・というか、人間というものを考えています。

 

 

つまり何らかの結果は行動が生み出したものであり、その行動を決めるのは脳の状態です。

 

ですから、成績を上げていくことを考える際は、この脳の状態をいかに「成績が上がる」モードにするかというのが自他共通の課題ということになると思います。

 

そういった意味では、生徒さんが嫌々、および渋々勉強している状態(自発的に学力を高めたいと思ってない状態)というのは非常に学習効率の悪い状態であると言えます。

 

ですからいつもこのブログで述べる「自習」というのは、いわば生徒さんが能動的に(やりたい!と思って)学校の復習なり、宿題なり、問題集や過去問なりに取り組む状態を指します。

 

究永舎の生徒さんなら誰でも知ってることですが、私は嫌々自習室に来ることをかなり(罪質的に)重く見ていて、とにもかくにも自習室は「自分の意志で来てます。」の人だけでないとダメで、少なくとも究永舎の自習室は「ダルいわ〜」みたいな人がいれる場所ではないです。

 

そんな私からすれば「強制自習」とか「自習に来る約束」というキラーワードは「ぱみゅ?」って感じです。

 

#「ぱみゅ?」をデカくする必要ってあったん?

 

 

高校受験の塾の先生によっては「イヤ、それでもやらんよりは強制的にでも無理やりやらせた方がまだマシ!」という方もおられるかと思うのですが、そのスタンスで高校生の子複数人に毎年難関大合格まで届いてもらうのは結構難しいと思います。(もちろん高校受験が受験の最終ゴールの場合は何でもイイと思います)


なぜなら大学受験というのは受身的なやらされ勉強で嫌々やって脳に収められるような暗記量ではないからです。

 

#あともう1つその方針では大学受験が難しい理由があるのですがそれはまた今度書きます

 

 

逆に高校受験レベルというのは「やれ!」と言われて能力の高い子ほど“こなせちゃう量”だからある意味タチが悪いんです。

 

高校受験とは違い、大学受験においては「能力だけは完璧だ!の子」よりも「能力以外は完璧だ...の子」の方が圧倒的に“万々歳!”で終われる確率が高いです。 (しかも安上がりでw)

 

このことは私自身講師として死ぬほど痛感してきています。

 

高校受験と大学受験とでは次元が違い過ぎます。

 

まとめると、結局「自習できる」ということが大学受験でサクセスする確率を高める上で一番有効だと思ってるので、「じゃあ一番有効な方法を取ろうよ!」というのが私の生徒さんへの提案です。

 

明日は私がなぜそのように考えるようになったかの背景を話した上で、究永舎の教室運営方針も兼ねて、ではどうやって自習狂を生み出そうと(生徒さんを伸ばそうと)しているのか?について書きます。

 

 

 

よかったらお付き合い下さい。

 

 

 

ではまた。

 

 

 

 

 

【究永舎】

2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。

 

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究永舎 大阪 北摂 豊中市にある

高校受験・大学受験で連勝を目指す教室