おはようございます。
昨日の記事の中で「夏色」と「ストーリー」以外にも文中に8個の曲目を入れていたのですが、メッセージを下さった方の中でその全てを拾われた方がおられて「参りました」な重本孝です。
#ゆず、やっぱイイよね
結局なんで同じ進学校で現役で受かる子と1浪しても受からない子がいるのか?前半
昨日、中3のみんなに、2021年度受験生(現高2生) VS 2022年度受験生(現高1生)の過去問ランキングを見せながら「今後の」流れを話しました。
そうです、私立決定から公立入試終了・・・・・からの、1年後の今頃に、入学した学校で200番台後半に無事落ち着くまでの流れです。爆
※○ついてるのが実際に現場で受けた高2の子たちの得点開示結果。ついてない箇所が去年これを入試前最後の日曜にシミュレーションテストとして当日と全く同じ時間割で過去問として取り組んだ高1の子たちの得点。写してませんがもちろん何点でどこに受かったのかが分かるようになっています。今年も年明け以降、2008年の過去問あたりから15年分歴代の先輩たちと戦ってもらいます。
いきなり例えになるのですが、高校受験というのは陸上で言えば800m走〜1500m走みたいなもので、それに対して大学受験というのは42.195kmなのだと私は思っています。
つまり800m〜1500mくらいなら気合一発で走りきれる子全員が、42.195kmも走り抜けるか?となると話は別になるというイメージです。
また逆に、42.195kmを走り抜ける子全員が800m〜1500mを走らせたらすごい速いのか?というとこれも必ずしもそうではないという感じ。
要は800mならボルトに勝てないけれど、42.195kmになれば勝てる人もいる、そんなイメージなんです。
そしてこのことは、それぞれその勝敗の決定要因も異なっているということを意味していて、基本高校受験では「瞬発力」がものを言いますから、「スグできるようになる」が非常に有効な能力としてものを言います。
しかし大学受験の場合は、問題を解く基礎の知識レベルとして暗記することが、めちゃ多いので、「スグできるようにはならない」が99%の人にとってデフォルトです。
つまり大学受験においては「スグできるようになる」以外の何らかの能力も必要になるということです。
そしてその能力が「ルーティン力」だと私は思います。
思いますというか、これまでも今も文理学科に入ってもなお上位の子や難関大学に受かりそうでやっぱり受かる子って明らかにこのルーティン力に優れています。
このルーティンという言葉の代名詞とも言えるイチローさんよろしく、いわゆる
“毎日オバケ”
です。
私が教室の現場でよく言う「才能型の唯一の弱点は努力型(コツコツ型)に変われないこと」というのはここを意味しています。
で、たぶん多くの中学受験・高校受験に自分も一緒になって血道を上げる大人というのは、今日ここまで語ってきた点を全く視野に入れていない、および、キツイ言い方をすると、分かっていない場合が多いような気がしています。
だいたい高校生になると多くの子が学校の数学の授業を聞いて
「分からない」
と言います。
そしてこの場合の「分からない」は中学内容と無意識的に比較しての「(高校なってサッパリパリパリパリコレクションで)分からない」ということであるのが一般的かと思います。
で、そこで大事なのが「高校数学を授業で初めて聞いて『分からん』ってそれ普通や。」ってことなんです。
もちろん「いや、分かるやろ!」の人もいると思います。
しかし世の中というのは「普通ではない」という状況が苦しみを生み出すことが往々にしてあって、そして“イシューから始めよ”ということで、そもそも「自分が認識している普通」が、実はそもそも「普通」ではなかった場合に苦しまなくてよい苦しみを味わうという状況を生み出すことによくなります。
#受験界はこれマジで多いと思います
# 受験界しか知らないけど
ですから逆に言えば高1に向けて「苦しまなくていい普通」をいかに脳内に刷り込むかというのが私のような仕事をする人間の役割の1つであると思っていて、そしてこの「普通」を私は“哲学”と呼んでおります。
眠過ぎてヤバイので今日はここまでで、明日はその哲学と表題への回答を書きます。
#書いてるの月曜深夜です
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
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