おはようございます。

 

前回の散髪から2週間が経過したものの面談がガッツリなため散髪にいけず、サイドの髪が5mmを越えて、もはやロン毛と言わざるを得ない重本孝です。

 

#早くネズミ色になりたい

 

 

 

この時期から高校受験生に徹底して言いまくること。

 

これは塾の先生によって意見が変わるかもしれませんが、私は、1人1人を把握して受験ロードを導いていくという意味では大学受験の方が100倍シンドイのですが、当日何が起こるか分からない怖さということで言えば公立高校受験の方が1.5〜2倍は怖いです。

 

確かに、実際は豊中高校など、その倍率が高いと言われる高校であっても2倍を越えることはないのが公立高校受験です。

 

しかし、塾講師としての肌感では、国公立大学の3倍強や、関関同立の4〜5倍前後とかよりも、公立高校の1.5倍前後の方が断然怖いです。

 


まず端的に申すと、大学受験の場合は倍率参加者の大半は「受かるわけなかろーもん!!!!!!!」な、いわゆる大学受験界の養分たち最後のひとふりなので、その受験生にキチンと力さえあればやっぱり予定通り通るという感触があります。

 

#ラーメン屋さんみたいに言うな



それに引き換え、公立高校入試は表面上の倍率は低くとも、そのクオリティーは大学受験とは比べものにならないくらい受験生同士の力が拮抗していると思います。

 

とりあえずそういう風に私は感じています。

 

 

 

あとはまた、2016年の入試制度変更以来、まず、かつてのような内申という下支えがほぼ無いに等しくなったのも公立入試を、近年、より怖いものにしました。

 

よって今の大阪府の公立高校入試は当日次第の色合いが、多くの子にとって阿部寛さんと北村一輝さんを掛けて二乗したくらい濃いです。


#濃いな〜



また国数や、一昨年と去年とで言えば英語のC問題など、その難易度がやたら安定しないのも怖いです。

 

例えば数学が2012前期Bや2017のように極端に難しくなれば、数学が苦手な子にとっては有利になりますが、その反対にこの2年間や2018年入試のように簡単になれば数学の実力もそこそこに、北野をはじめ、当日に手痛いミスをやや多めにすることがとんでもない致命傷となり得ます。

 

そんな感じで、とかくここに挙げきれないくらい私は日々不安に怯えており、毎日のように脳内では入試本番に至るまでの展開(潜在的な不安要素にどの時期にいかに対応するか)が繰り返しイメージされます。

 

 

そしてこの11月も半ばに差し掛かろうかというこの時期以降から、私がよく生徒さんに言うのは

 

前向きである必要はない

 

ということです。

 

 

つまり心配で心配で、怖くて怖くて仕方ないくらいで丁度だと、、、、そういうことです。

 

 

それに付随してよく言うのは、本当にメンタルが強いというのは、テスト結果が凹んでもへっちゃらで前向きに捉えられるとか、本番でも全然緊張しないとか、そんなのじゃなくて、自分の不安要素や、関西弁で言うところの“アカン自分”を実際に“アカンもの”として目を向けられるかというところにあるということです。

 

これはこれまでの講師ライフに基づく完全に独断と偏見による意見なのですが、どうも模試や過去問などでヘボイ結果が出たりしたときに、妙に余裕な表情で(暗くなる素ぶりを一切見せずに)前向きなセリフを発する受験生というのには「怖さ」を感じます。

 

これ、社員を雇っているときなども感じていたことで、一般化できる可能性もあるのですが、どうも悪い結果や悪い予感がするときに「そこまで悪い状態ではない!」みたいに捉える、すなわち、ズレた意味で“前向き”に捉えようとする人って仕事がアレなイメージがあります。

 

ちょっとややこしいかもしれないのですが、本当の意味で根っから前向きな人って、意識的にではなくて、無意識的に前向き、、、というか常態が「なんだかイケそうな気がする〜〜〜〜〜〜〜〜」で、実際これまでの人生で「ほらな、イケたやろw」もたくさん経験するのですが、逆に「もっと慎重にすべきやった・・」による失敗も経験するので、特に絶対結果を出したい時なんかに、自分への戒めとして「大丈夫かな・・・」という、いわゆる

 

「ビビリ」

 

を、これまた無意識レベルの経験則がご主人様を成功させるために発動させるんじゃないかみたいに私は思います。

 

まとめると、自分へのしょーもない励ましのために「前向き」を発動させることは、実はベースが後ろ暗さや本来死ぬ気で解消させるべき不安に根ざすものであり、この場合の「前向き」は、結果的に本番までの、そして本番で起こり得る地雷&落とし穴へのただのアイマスクなので、そのアイマスクを剥ぎ取られて何もかも素っ裸にひんむかれる本番では余裕で地雷を踏み倒し、落とし穴にハマってしまってあげだまボンバー!!!!!!!!・・・という結果になるんじゃね?と、私は思ってます。

 

#どんマイケル

#マイケル違い

 

 

そして教室でこうした話(マイケルではない)をこの時期からガンガンして、日々、まだまだ弱い自分にまずは片目で、そして冬期講習くらいからはガッツリ両目で目を向けてもらい、ビビりまくりながらも、だからこそ「“準備”したくて仕方ない」モードのまま風雪のビバークへと突入し、最終的にそれら全てを超克した上で志望校と言う名の山頂を制覇して欲しいと思ってます。

 

#ただしその後下山中に遭難する者多し

 

 


ちなみに明日は朝10時から22時過ぎまで息つく暇ないのでブログ更新なるかは死ぬほど怪しいです。笑




#ていうか中2のお問い合わせ無し

#きゃいーん

 

 

 

 

 

ではまた。

 

 

 

 

 

【究永舎】

2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。

 

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究永舎 大阪 北摂 豊中市にある

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