おはようございます。
高校時代練習でのキャッチボールはよくプロ野球選手になった友人とやっていたのですが、おかげで3年間の間に2回グローブのポケット(ボールを受け止める箇所)の皮が裂けて穴が空いてしまい、2回目に破れた際、修理したい旨を母親に報告すると、
「穴空いてへんとこで取ったらええやん。」
と、金魚すくい級の芸当を要求された重本孝です。
#そんな技術あったらとっくの昔にレギュラーや
「成績の限界」についてお話しします。
今日は「成績の限界」というテーマで書いてみます。
早速結論なのですが、「欲」以上の成績は取れません。
「欲」= 限界点、です。
#エフィカシーというやつ
例えば50点とか80点とかの子ってそもそも100点取ろうとしてたかと言えばしてないんですね。
テスト当日、家を出る時点でお家の方が「アンタ、100点取れそうか?」って聞いたら
「分からん。」
ではなく、
「無理。」
って答えると思います。
もし仮に「分からん」と答えて50点とかだったら、ほぼほぼテストに対して何も考えていないということになると思います。
また書き出すと例によってネバーエンディングストーリーになるので詳細は割愛しますが、私は塾講師になって現在23年目を迎えておるのですが、大手時代から独立したてくらいまでは9割方「やらせる」タイプ、空前絶後の超絶怒涛の塾講師、再テスト、再々テスト、呼び出し補習・・・(中略)・・・全てをやり尽くしたこの俺は、シゲモトー・・、ボコっ、ターカシ、、、Yh.. [以下省略]でした。
#ジャスティス
とりあえずそんな感じでテスト対策などなども一生懸命やっておりました。
・・が、結論それでは生徒さんは高校に入ってから学年上位に食い込める確率はかなり低かったんです。
それはぶっちゃけ2014年に高校クラスを開講してからしばらく数年もそんな感じでした。
で、日々「なんか講師としてツカめてないよな〜・・」、「なんかもう1つ自分自身しっくりくるものが欲しいな〜・・」と悶えながら経験と検証を積み重ね、徐々に自分なりのfrom 高校受験 to 大学受験の指導の形というか、哲学をつかんで今現在に至っております。
#もちろん数年後には2022年頃の生徒さんに申し訳なく思えてないといけないのですが
そうして現在小脇に携えている結論が「欲」以上の成績は取れないということなので、私の・・・う〜ん、感覚的な話で、接し方としてはあまり「指導」という感じでも自分ではないのですが、まあ、そのいわゆる「指導」の主眼は
ユー、自分の「欲」をはっきりさせちゃいなよ
といったところな感じです。
よく「馬を水飲場まで連れてくることはできても飲ませることはできない」みたいな比喩があるかと思うのですが、正直、個人的にはあまり上手に言えてないなって思っていて、そもそも水を飲みたいと思っていない馬を水飲場まで連れてきてもそりゃあ飲まんよ!って話だと思うんです。
逆に言えば「水、カマーーーーーーン!!!!!!」みたいに馬がヒロミ・ゴウみたいな状態になってるときだったら頭から水飲場に突っ込んで行き、浴びるように飲むでしょう。
私はこれまで複数の大学受験生の生態をがっつり見てきた知見から、受験において悪い意味で病ンデレラになる子というのはおおよそ2パターンで、、、
「本音と建前がズレている」
あるいは
「自分がどうしたいかが自分で分からない、でも“ガンバラ”ないとけいない、でもでも、、、、“ガンバレ”ない・・」
と表現できる心理状況に陥っている子だと思います。
昨日も高1にそんな話をしたのですが、とにかく「自分がどうしたいかが分からずして頑張りようがないから心の中で“自分1人会議”を何度も開いてくれ」みたいなことを言いました。どれくらい伝わってるのか分かりましぇんが。。。
これは教室でも言ってますし、今こちらに書いてもご理解頂けるかと思うのですが、究永舎は塾なので、そりゃあ、埼玉商業学院工業大学10名合格!や、秋田製鉄福祉大学全員合格!とかよりも東大・京大合格!の方が良いに決まってます。
そもそも前述の大学しか合格してなかったら、みんな究永舎に通ってたか、読者様は私の文章に目を通して下さるかっていったら、大半の方がノーだと思います。
ですからやはり難関大に合格した方がいい。
でもそこは順番が逆になると、あるいは逆にしようとすると、それこそ逆に結果も出ないし、場合によっては私も他同様ミートホープに成らざるを得なくなるかもしれません。
ここでいう順番とは、そう、もちろんまずはじめに
ユー、自分の「欲」をはっきりさせちゃいなよ
ってことです。
はじめに「欲」ありき、です。
ホントに今だに思い出したくないけど忘れることができない痛恨の悔恨とも言える経験がいくつかあって、自身が講師として、述べてきたような態度にちょっとずつなっていくに比例して、生徒さんは高校生以降も進学校で上位に入ってくれたり、むしろ高1の後半から伸びていってくれたりする事例が増えました。(まだまだ自分では納得できてない部分もめっちゃありますが)
というか大学受験って普通の子は義務感による勉強でどうこうなる次元ではありません。ていうかそもそも義務教育でもないんです、大学って。
「オレ( 私)は親が何言おうがこの大学に行きたいんじゃい!」
という、見栄や世間体などとは一切無縁の個人的な「欲」、違う言い方をすればパッションがないと無理です。
それこそダイエットや英会話、会社経営なんかも全てパッション無くして伸びしろなしなのではないでしょうか。
そんなわけで昨日の高1クラスでは生徒さんにも「自分の本音を隠して親と会話したってややこしなるだけや。まずは日々“1人会議”して心からの本音で『自分はこうしたいんねん。』て言えるようにした方が親としてもどう協力したらいいか分かりやすくて絶対にいい!自分も頑張りやすい!」という話をしました。(自分自身がそういう特性のおかげで生き易いと感じているので)
なので、ひょっとしたら今頃何人かは家で
「俺、ホンマはNSCに入りたい!」
とか言って保護者様は困ってらっしゃるんじゃないかなと。。。
もしそんな展開になってたら、、、、、セッシボーンと言うしかないのかなと。。。
現場からは以上です。
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
ご興味のある方はコチラ。
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