おはようございます。
一風堂さんの
を買ってみたのですが、低温調理した鳥の胸肉にかければ、もはやそれは脂肪少なめの“豚の生姜焼き”になり、ご飯がススムくんレベル99となります。
「低温調理・鳥の胸肉一風堂ソース風味」は体育会系の男の子で、筋肉をゴリリたい子のお家にオススメの一品です。
マジで死ぬほど食進みます。笑
英検の価値は当日にならないと分からない。
ヤホーの英検に関する記事です。
【大阪府立高入試】トップ10校合格には、もはや必須の英検2級
※しばらくしたらリンクは切れると思います
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17年の導入時に外部検定を活用したのはわずか344人。ところが6年経った今春は3491人と10倍以上だ。うち大多数の2627人はトップ10校の受験生で、10校に限れば昨年の37%から55%に急増。2人に1人が得点保障のある受験生だった。
10校の中でも上位校になればなるほどその傾向は強く、府立高の双璧を成す北部の北野で受験者の94%、南部の天王寺で80%が英検2級以上を保有していた。続く茨木も79%。三国丘、豊中、大手前も50%を超えた。
C問題の方が難しい
「英語のC問題を使う学校を受験するなら、2級をとっておくべきだ。特に上位校ほど合格の最低条件と言っていい」 こう分析するのは入試情報のスペシャリストで開成教育グループの藤山正彦室長。
実際に今春の入試データから数字を拾うと、英検を活用し受験した91%(3180人)は、英語C問題を採用する府立高だった。
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スペシャリスト曰く「合格の最低条件」とのことですが、毎年最低条件をクリアしてないウチの子たちはどうなるんですか⁉︎笑
まあ、塾がこうして推すのは分かります。何事につけても営利企業が何かを推す理由はそれが儲かるからに他なりません。
実際どこも「小学生から!」を連呼しています。
完全に英検ビジネス大成功です。
#うらやまピ〜❤️
私はいつぞやの記事にも書きましたように、その制度開始以降、現場での経験として、
2017
茨木 1/1
豊中 5/6
(英検保持者0)
2018
北野 1/1
豊中 3/6
(英検保持者0)
2019
北野 2/2
豊中 3/3
(英検保持者0)
2020
茨木 1/1
豊中 1/1
(英検保持者0)
2021
北野 1/1
豊中 4/5
(英検保持者 豊中で1)
2022
豊中 3/4
(英検保持者 1)
という感じなので英検が合格への最低条件だとはやはり1ミリも思いません。
正直英語に関しては一番やらなきゃいけないのは高1高2です。ここを外せば英検を取ってようが取ってなかろうがどのみち大学受験では勝負になりません。
教室の中学生には英検以上にそのことをよく言います。
今日のような英検に関する情報で、常々ちょっぴりミートホープだなと感じるのが、結局、英検の価値は当日にならないと分からないということ、また、文理学科(特に北野や天王寺)などの不合格者の英検取得割合などなどを隠した上でただ英検講座の受講物増を目指して不安を煽動していることです。。。
結果的に多くの方は気になさらないようですが、私が親ならそこは気になるなと思います。
要は甲子園球児の8割はミズノのグローブを使っている!という情報があったとしても、甲子園にミズノのグローブは最低条件!とはならないと思うんですね。
だって予選で敗れてる子もみんなミズノ使ってるんで。
現在の英検狂争曲が奏でられ始めたのが2017年です。
そこから2017、2018までは全然英検取らなくてもC問題で点取れるやーん!って感じでした。
ところが2019年からその様相がおかしくなります。
2019、2020と明らかにその難易度はクレッシェンド( < )し、2021でその難易度は大サビを迎えることとなります。
ちなみに難易度の高まりと英検の検定料の年々の値上がりのタイミングが完全に一致したことは偶然ということにしておきましょう。。。
#ホン怖
そんな2021年度は北野生こそ72点を越える人は多かったようですが、正直、豊中の人などは「英検取っておいて良かった〜・・」の人の方が多かったのではないでしょうか。
当日北野を受験して帰ってきた子が「ヤヴェーくらいムズかったっす。リスニングはマジで何言ってるか分かりませんでした。」と言ってるのを聞き、翌日新聞の問題をやって正直私はブチ切れました。
#当時のブログ参照のこと
また馬渕から北野に入って今も通ってくれている高2生の子などは、入塾直後の会話で、「あのリスニングはマジで何言ってるか分かりませんでした。僕と同じ教室で受けてた人は寝てるヤツとかも何人かいました。笑」という始末で、おそらく全国各都道府県の公立入試のトップ校の試験会場で試験中に寝ても受かるのはおそらく大阪府くらいで、またさらにそれを問題視する気配すらない教育委員会も大阪府くらいでしょう。
リンクの記事には「C問題の合格者の平均が低い」と真面目に書いてありますが、非文理学科の学校が平均を下げていることに加えて、英検を取った文理学科受験生がそこまでC問題に本気で準備していないのが大きいです。
#教育委員会万歳。
そんなわけでズンドコベロンチョな2021を経験しつつも、次年度(今の高1の子たちが中3のシーズン)も私は取り立てて英検を推すことはしませんでした。
#教室で英検の「え」の字も喋ってません
で、結局、半年前の2022年入試は英語がめちゃ簡単に。。。
つまり去年は特に文理学科受験の人たちで「72点でいいや!」ってなっちゃった人は取り立てて英語でアドバンテージを得ることは少なかったのではないかと思います。
まとめると、結局、公立高校入試における英検にどれだけの価値があるかは当日の問題の難易度次第です。
2021みたいにあまりにC問題が難しく、英検2級の方が簡単だったら豊中高校を受ける人であれば15点前後〜20点前後は得できるかもしれません。
ただこれも考えもので、英検に時間割き過ぎて理社の詰めが甘くなったり、1問1問の配点が大きい数学がザルってたりしたら結局15点前後〜20点前後の差なんて内申同様、当日簡単に消し飛んでしまうのが大阪の公立入試です。
また2022年度みたいにC問題が簡単になれば72点で甘んじる態度がむしろノー・アドバンテージになる可能性もあります。
おそらく私の予想では今年はこないだと同レベ、あるいは、こないだのクオリティに大問をもう1問つけるなどになって、2019〜2021レベルまではいかないかな〜・・などと思っています。
もちろん英検を持ってない文理学科受験生に関しては、常に春先から英語が2021レベルでも受かるかどうかという観点で見ています。
とりあえず言えるのは「英検がなくても受かる」っていう受験生は究永舎の子たちやその他にもいると思いますが、逆に「英検がないと受からない」という子は私の感覚ではあり得ません。
ですから正直、冒頭のスペシャリストのように「合格の最低条件」というのは完全にマーケティングで言ってるなと私は思ってますし、塾の先生がそれをすること自体には私は否定的ではありません。むしろどんどんやってくれた方が私との対立軸の1つが明確になって同じ意見の方に賛同され易くなっていいです。
塾の先生が本気で「最低条件」とか言ってたらヤバイでしょう。。。(ウチはどんな例外なんだ..)
今年お子様が高校受験の読者様も、あっさり英検取れた方はそれはそれでいいとして、取れなかった方も全然悲しむ必要ありません。
ウチの高校生なんか、それこそ2021を受けた高2なんか英検ない子たちの方が成績学年でもぶっちぎりでいいですから。笑
いやはや3中の実テの分布表(学年平均268.7点でした)もやっと出ましたし、徐々に高校受験も動き出しましたね。
高校クラスから教室ユーザーをご希望下さっている、少し遠方にお住いの皆様もどうか無事文理学科に合格されますことを祈っております。
#中3あと1人いけます(ボソっ
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
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